
※本記事は提携するVentureBeat「Celo forms Alliance for Prosperity network to create cryptocurrency for remittances and philanthropy」の抄訳になります。
ブロックチェーンと暗号通貨を活用し、金融包摂の実現を目指すCelo Foundationが、50の暗号通貨・フィンテック関連企業及び財団、金融機関などとアライアンスを結成したと発表。Celoは十分な金融サービスにアクセスする機会を持たない難民や移民、貧困地域に暮らす人々に、新しく・より良いオプションを提供することを目標としている。
同アライアンスのビジネス・デベロップメント代表のChuck Kimble氏はVentureBeatのインタビューに対し、Celoプラットフォーム上のステーブルコインCelo Dollarは、ローン取引の決済速度を向上させ、送金手数料の削減に寄与すると答えた。
アライアンス参加メンバーはテクノロジー企業、非営利企業、モバイル・ペイメント企業、決済企業、ベンチャー・キャピタルなど様々。彼らはCeloプラットフォーム上で、モバイル・ファーストな金融アプリケーションの構築を目指す。
参加メンバーは既に上述した数百万のターゲットにリーチするグローバルなネットワークを持っている。将来的に彼らは決済や寄付、マイクロ・レンディングなどをオンライン上で可能にする方法を発見し、国境に囚われない包括的な金融サービスの構築をするだろう。

Kimble氏はFacebookが構想するステーブルコインLibraとCeloの違いについて以下のように述べる。
CeloとLibraはビジョンの観点では非常に類似しており、我々はどちらも富と繁栄の最大化を目指しています。しかし一つ大きく異なる点は、Celoは非中央集権的だということです。Celo Platformを統治する単一の主体は存在せず、人々は投票によってCeloの発展にコミットすることができます。
Celoは2017年にMIT出身のRene Reinsberg氏とSep Kamvar氏、Marek Olszewski氏によって創業された。現在は60名以上の従業員を抱えている。また同社の投資家には「Andreessen Horowitz」など著名投資家の名が並んでいる。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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