トグルは既に出資も始めていて、きゃりーぱみゅぱみゅ氏や中田ヤスタカ氏の在籍で知られるアソビシステムや、昨年設立されたデジタルベースキャピタルに出資しているほか、バケーションレンタルなどでの利用を想定したオンデマンドの清掃スキルシェアマッチングサービス「クリン」、先週、プレシリーズ A ラウンドを発表した「Pit in」、不動産特化マーケティングのスタートアップ(名前は現時点で非開示)、などのインキュベーションにも着手している。
ピックアップ:Investing in Run The World ニュースサマリー:オンラインイベントのプラットフォームを運営する「Run The World」は27日、シードラウンドにて430万ドルの資金調達を実施したと発表した。リード投資家はAndreessen Horowitz(a16z)が担当している。また、GSR Ventures, Pear Ventures、122 West Ven…
ニュースサマリー:オンラインイベントのプラットフォームを運営する「Run The World」は27日、シードラウンドにて430万ドルの資金調達を実施したと発表した。リード投資家はAndreessen Horowitz(a16z)が担当している。また、GSR Ventures, Pear Ventures、122 West Ventures、Unanimous Capitalやエンジェル投資家であるKevin Weil氏なども同ラウンドに参加している。同氏Facebookのブロックチェーン事業「Calibra」にてVP of Productを務める人物だ。
a16zが出資した「Run The World」はそういう意味で単なるカンファレンスのオンライン化だけでなく、近未来的なイベント・カンファレンスの形を追い求めている点が特徴的です。詳しく見ていきましょう。
オフライン特有の体験をどうオンライン化するか
a16zは同社の最大の魅力を「better monetization tools for conference organizers(カンファレンス主催者にとってベターなマネタイズツール)」と表現しています。
前述の通りオフラインだからこそ、Face to Faceから得られるメリットも多々あるのは事実です。こういったオフライン特有のメリットもRun the Worldではカバーしようと試みています。例えば、同社アプリの機能の一部には、下図のような「ライトニングトーク」(参加者が数分の時間を使って発表を行うピッチスタイル)をUXよく実施できる機能が備えられています。
ライトニングトークではチャット形式のタイムラインが備えられる
また、Face to Faceの最大の利点と考えられていた「信頼のある繋がりづくり」に関しても「Happy Hour」と呼ばれる機能を用いてTinder的マッチング性を持たせたコミュニティー形成ツールを提供しています。ただ、実際この手のツールはイベント管理サービスで増えていますが、男女の出会いではなくビジネスですから、例えばあまり会っても意味のない人をどう排除するのかなど、どういった設計にしているのかは気になるところです。
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1945年3月10日、10万人以上が命を落とし、およそ100万人が住居を失った東京大空襲。日本の歴史を変えた日から75年の節目を迎えようとしている。空襲の体験を持つ人々がこの世から一人また一人と去る中で、彼らの記憶をドキュメンタリー映画にまとめ後世に残そうとしている人物がいる。しかも、彼はオーストラリア人だ。 オーストラリア出身の Adrian Francis 氏は、メルボルンのビクトリア芸術大学…
オーストラリア出身の Adrian Francis 氏は、メルボルンのビクトリア芸術大学出身の映画監督。2009年にはプロデューサーである Melanie Brunt 氏と共に制作した短編ドキュメンタリー「Lessons from the Night」をサンダンス映画祭で初公開。欧米各国で催される映画祭で上映され、年次のベルリン映画祭のワークショップでは、将来有望な映画制作者250人の1人に選ばれた。
それから約10年、Francis 氏は生活の拠点を東京に置き、2015年には第二次世界大戦の東京大空襲をテーマにした映画「Paper City」の撮影に着手した。映画の多くの部分は、空襲体験者へのインタビューで構成されている。オーストラリア人である Francis 氏が、現代の日本人でさえ忘却の彼方へと追いやってしまった戦争体験の話を紡ぐのは、彼が若い頃映像を通じて学んだ現実が深く影響している。
Adrian Francis 氏
オーストラリアで育った私は、広島と長崎への原爆のほかに第二次世界大戦中の一般市民の苦しみについて知る余地もありませんでした。東京大空襲を知るきっかけとなったのは、エロール・モリスのドキュメンタリー「The Fog of War(邦題:フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告)」を見て、東京都民にもたらされた事実、そして東京の4分の1が瞬く間に葬り去られた攻撃の酷さを知り言葉を失ったからです。(Francis 氏)
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