また、P2P型の旅人マーケットプレイスを提供する「TRVL」では「Together we’ve been everywhere」をビジョンに、旅のエキスパートが集まる市場となることを目指しています。同マーケットプレイスでは、旅のエキスパート(旅先に関しての知識が豊富)が個人のエージェントとなれ、旅へのアドバイス・予約までを担当しコミッションフィーを稼げる仕組みとなっています。今まで旅人を自称しTripAdvisorなどでコメントをたくさん書いていた層と考えると分かりやすいでしょう。
本稿は次世代コンピューティング時代のコミュニケーションデザイン・カンパニー「.HUMANS」代表取締役、福家隆氏が手掛ける「 THE .HUMANS MAGAZINE」からの要約転載。Twitterアカウントは@takashifuke。同氏はBRIDGEにて長年コラムニストとして活動し、2020年に.HUMANS社を創業した
新メイフラワー号を作るチームは過去数年間にわたり、プリマスサウンドのカメラやその他オープンソースのデータセットから集められた数百万枚の海洋画像を使って、船の AI モデルをトレーニングしてきた。
機械学習の能力に関しては、船は世界最大級の AI スーパーコンピューターにも使用される IBM Power AC922を使っている。IBM の PowerAI Vision と共に、メイフラワー号の AI 船長は船やブイならびにゴミなどの危険物を検知および識別し、どうすべきかを決定するように作られている。
例えば、他の船とぶつかって荷物を散乱させている貨物船を MAS が見つけたら、AI 船長は行動を開始し、障害物を避けるために船に搭載されているあらゆるセンサーやソフトウェアを組み合わせて使うことができる。レーダーは前方の水域の危険を検知し、カメラは水域の障害物について、追加的な画像データを提供することができる。
MAS の船体そのものは現在ポーランドのグダニスクで製作中であり、AI 船長は今月、イギリスの Plymouth Marine Laboratory(プリマス海洋研究所)が所有する Plymouth Quest(プリマスクエスト号)という人間が乗り込む研究船でテストされる。テストは AI 船長が現実世界の中でどう行動するのかを本質的に見極めるものとなり、そのフィードバックは9月のローンチ前に船の機械学習スマート機能を改善するのに使用される。
自動航行船の周辺では多くのことが起きている。Allied Research の最近の報告では、この産業は現在880億米ドル規模であり、10年以内に1,300億米ドルに達する可能性もあるとしている。しかし、他が船旅の様々な側面を自動化しようとしている中で、新メイフラワー号は完全に自給自足、人間のいかなる直接的な介入もなしに航行できるよう設計されている。
Mayflower Autonomous Ship の CTO である Don Scott 氏はこう述べる。
今日の自動船の多くは、新しい状況にダイナミックに対応できず、オペレーターのオーバーライドに頼りきりの、ただの自動化された…ロボットです。私たちは IBM の AI、クラウド、エッジ技術を統合したものを使ってメイフラワー号に完全な自主性を与え、現在可能とされていることの地平を広げることが目標です。
Tada については、かねてから韓国のタクシー業界に害を及ぼすという、従来型タクシー会社からの苦情を受けて、現地検察が VCNC を起訴しソウル中央裁判所が聴聞会を開く事態に発展していた。これに対応し、Socar と Tada は互いに分離独立することを計画していたが、2月19日に旅客自動車運輸法改正案(Tada 禁止法の俗称がある)が韓国国会を通過し、Tada の事業継続が困難との判断に至った。
Socar が13日に開いた臨時の取締役会では、現 CEO のイ・ジェウン(이재웅)氏が CEO を退任、VCNC の CEO パク・ジェウク(박재욱)氏が Socar の CEO を兼任することが議決された。なお、TADA メインサービスは停止するが、「Tada Premium」、予約型の「Tada Private」、空港送迎サービスの「Tada Air」は今後もサービスを継続する。メインサービスの停止に伴い、VCNC は現在20人いる従業員のうち、30%にあたる6〜7人程度の希望退職を募る。
2018年11月にローンチした Tada のメインサービスは、レンタカー(11人乗り以上のバン)と代行運転(ドライバ)を組み合わせたサービスで、これまでのタクシーの不便さを大幅に改善するとしたものだ。今回、国会を通過した改正案では、乗客がツアー目的で6時間以上利用する場合、配車オペレータは代行運転ドライバに11〜15人乗りのバンしか貸し出せなくなる。空港か港においては例外的に、ユーザ自らがバンを借りる形での運用を認めている。