既存株主である楽天、EDBI、EV Growth、Cornerstone Ventures、33 Capital も参加した。ShopBack の創業以来の調達額は、今回の調達を受け1億1,300万米ドルに達した。今回の調達資金は、小売業や飲食店業界に影響をもたらしつつある経済状況を緩和する。
ShopBack はこの2年間、紙製の特典カードを置き換えることを狙って、ShopBack Go により形のある特典を提供してきた。通常のキャッシュバックサービスとの差別化のため、ShopBack ではユーザはアプリ上で新たな特典を探せるようになっている。ShopBack の CEO 兼共同創業者の Henry Chan 氏は Tech in Asia に、台湾ではユーザが価格比較にもサービスを使っていると述べた。
また、P2P型の旅人マーケットプレイスを提供する「TRVL」では「Together we’ve been everywhere」をビジョンに、旅のエキスパートが集まる市場となることを目指しています。同マーケットプレイスでは、旅のエキスパート(旅先に関しての知識が豊富)が個人のエージェントとなれ、旅へのアドバイス・予約までを担当しコミッションフィーを稼げる仕組みとなっています。今まで旅人を自称しTripAdvisorなどでコメントをたくさん書いていた層と考えると分かりやすいでしょう。
新メイフラワー号を作るチームは過去数年間にわたり、プリマスサウンドのカメラやその他オープンソースのデータセットから集められた数百万枚の海洋画像を使って、船の AI モデルをトレーニングしてきた。
機械学習の能力に関しては、船は世界最大級の AI スーパーコンピューターにも使用される IBM Power AC922を使っている。IBM の PowerAI Vision と共に、メイフラワー号の AI 船長は船やブイならびにゴミなどの危険物を検知および識別し、どうすべきかを決定するように作られている。
例えば、他の船とぶつかって荷物を散乱させている貨物船を MAS が見つけたら、AI 船長は行動を開始し、障害物を避けるために船に搭載されているあらゆるセンサーやソフトウェアを組み合わせて使うことができる。レーダーは前方の水域の危険を検知し、カメラは水域の障害物について、追加的な画像データを提供することができる。
MAS の船体そのものは現在ポーランドのグダニスクで製作中であり、AI 船長は今月、イギリスの Plymouth Marine Laboratory(プリマス海洋研究所)が所有する Plymouth Quest(プリマスクエスト号)という人間が乗り込む研究船でテストされる。テストは AI 船長が現実世界の中でどう行動するのかを本質的に見極めるものとなり、そのフィードバックは9月のローンチ前に船の機械学習スマート機能を改善するのに使用される。
自動航行船の周辺では多くのことが起きている。Allied Research の最近の報告では、この産業は現在880億米ドル規模であり、10年以内に1,300億米ドルに達する可能性もあるとしている。しかし、他が船旅の様々な側面を自動化しようとしている中で、新メイフラワー号は完全に自給自足、人間のいかなる直接的な介入もなしに航行できるよう設計されている。
Mayflower Autonomous Ship の CTO である Don Scott 氏はこう述べる。
今日の自動船の多くは、新しい状況にダイナミックに対応できず、オペレーターのオーバーライドに頼りきりの、ただの自動化された…ロボットです。私たちは IBM の AI、クラウド、エッジ技術を統合したものを使ってメイフラワー号に完全な自主性を与え、現在可能とされていることの地平を広げることが目標です。