中国の不動産取引プラットフォーム「Beike(貝殼)」、シリーズD+で24億米ドルを調達——ソフトバンクビジョンファンドがリード

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Image credit: Beike(貝殼)

北京を拠点とするオンライン住宅プラットフォーム「Beike(貝殼)」は、ソフトバンクビジョンファンドがリードするコンソーシアムからシリーズ D+ ラウンドで24億米ドルを調達した。報道によれば、ソフトバンクビジョンファンドは中国の不動産市場への投資で賭けに出たとされる。

重要視すべき理由:中国のオンライン住宅プラットフォームは、多くの企業が運営しているハイリスクモデルにもかかわらず、テック大手やベンチャーキャピタルからの関心が高まっている。

詳細情報:4日の地元メディア報道によれば、Beike への出資は11月にクローズした。今回のラウンドに参加した他の投資家は、Tencent(騰訊)、Hillhouse Capital(高瓴資本)、Sequoia Capital など。

  • 報道によれば、調達した資金は研究開発、製品のアプリケーションシナリオの拡大、チームの構築に使用される。
  • Wall Street Journal は3日、ソフトバンクが Beike に5億米ドル、Ziroom に10億米ドルを出資したと報道した
  • Beikeは5日、TechNode(動点科技)の問い合わせに回答しなかった。

背景:中国の不動産仲介プラットフォーム「Lianjia(鏈家、Homelink)」から派生した Beike は、ユーザが物件を見つけるのを支援するオンラインリスティングプラットフォームだ。

  • 親会社の Lianjia は2019年3月、株主構成を変更した。Lianjia の投資家22社からの出資分が Beike に譲渡された。
  • Lianjia のビジネス部門から生まれた Ziroom もまた、Lianja から派生したスタートアップだ。
  • Ziroomは近年、多くのスキャンダルで一連の PR 危機に直面している。
  • Beikeは昨年7月、Tencent がリードしたシリーズ D ラウンドで100億米ドルを超える評価額で12億米ドルを調達したことを発表している。

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【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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