新興国向けのマイクロファイナンスを手掛ける五常・アンド・カンパニーは4月16日、シリーズDラウンドの資金調達を公表した。既存株主のセブン銀行、SBIグループ、クレディセゾン、これに個人投資家(氏名非公開)数名が参加している。同社が発行する優先株式と転換社債型新株予約権付社債をそれぞれ引き受けたもので、調達した資金は23億3000万円。
調達した資金は現在、同社の出資先として各国でマイクロファイナンス事業を展開するグループ各社の財務基盤拡充、およびアジア・アフリカ地域における拠点拡大に投資される。
同社が出資するインドのマイクロファイナンス事業者「Satya MicroCapital」は、2016年9月の創業以降、合計で260億円の小口融資を実行し、個人事業主や中小零細企業を中心に38万人の顧客を抱える。五常・アンド・カンパニーは今回の増資のタイミングで、5億円を追加出資することを決めている。
同社はその他にも、インドやカンボジア、スリランカ、ミャンマーなどにこういったマイクロファイナンス事業を手掛ける出資先を保有し、現在、グループ全体での従業員は3400人、顧客数は57万人としている。
via PR TIMES
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