米ショートセラー、中国のオンライン教育プラットフォーム「GSX Techedu(跟誰学)」が収益を70%以上水増しと告発

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Image credit: GSX Techedu(跟誰学)

アメリカのショートセラー(疑わしい銘柄の報告書を出すと同時に空売りをかけ利益を狙う投資会社)Citron Research は、中国のオンライン家庭教師会社 GSX Techedu(跟誰学)が2019年の収益を70%水増しし投資家を詐取したと告発し、14日の取引で同社の株価は下落した。

重要視すべき理由:北京を拠点とする GSX は、飲料チェーン Luckin Coffee(瑞幸咖啡)とオンライン教育の TAL Education(学而思教育)による不正行為の開示をきっかけに、綿密な精査に直面している直近のアメリカ上場中国企業だ。

  • ショートセラー各社は、中国の動画配信プラットフォーム「iQiyi(愛奇芸)」やクラシファイドサイト「58.com(58同城)」にも狙いを定めている。
  • Citroen Research の報告書が出る2ヶ月前、ショートセラーの Grizzly Report は GSXが 「ブラッシング」という注文で売上高と財務内容を偽り、2018年の純利益を74.6%も水増ししていると非難していた。
  • 中国のオンライン教育業界は打撃を受けており、ニューヨーク証取上場の TAL がその事業部門の1つが売上高を水増ししていたことを開示した後、New Oriental(新東方教育)、GSX、NetEase(網易)の教育部門「Youdao(有道)」、Liulishuo(流利説)の株価が下落した。

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詳細情報:Citroen Research は14日に発表した報告書で、GSXを「2011年以来、最も露骨な中国株詐欺」と呼び、株式の取引を停止し、直ちに内部調査を行うよう求めている。

  • GSX の収益は2018年の3億9,700万米ドルから、2019年には前年比431%増の21億1,000万米ドルに急増した。Citroen Research は報告書の中で、この成長は大きく水増しされていると考えていると述べている。
  • 目論見書の中で、2018年の総課金額で中国第3位のオンライン K-12(幼稚園〜高校)放課後家庭教師サービスを自認する GSX は、Citroen Research の報告書によると、政府、メディア、第三者シンクタンク機関が実施したグループマーケットシェア報告書には存在しないという。
  • GSX の創業者兼 CEO の Larry Chen(陳向東)氏は、かつての不正の懸念を受けて、告発内容を否定した。彼は8日の Weibo(微博)投稿で次のように述べている。

GSX 最初の日から、我々の価値観の中で誠実であることが最も貴重な要素である。

  • GSX 株は14日、日中に約12%急落し、最終的に0.6%安で引けた。
  • Citroen Research の報告書は、調査を開始しているアトランタ拠点の Holzer and Holzer などの法律事務所から注目を集めている。

背景:2014年に設立された GSX は、K-12 の放課後の家庭教師サービスを大規模な授業形式で提供することをターゲットにしたオンライン教育プラットフォームである。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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