親子リモートワークの悩みと解決のためのTips

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Photo by Gustavo Fring on Pexels.com

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です

2018年に組織を立ち上げてから、Goodpatch Anywhereはフルリモート組織として、日本全国、世界各地に散らばる100名を超えるメンバーとともに事業を推進しています。その中には子育てをしながらリモートワークに取り組むメンバーも多く在籍しています。

新型コロナウイルスの流行により、休校措置が長引いている今、どのように在宅勤務を乗り切っているのか、保育園〜小学生のお子さんを持つメンバーを中心に声を集めてみました。

親子リモートワークの悩みを聞いてみました

ミーティング中に子どもが割り込んでくる
解決Tips:一人になれる場所を確保しておく

大事な会議や、クライアントとの打ち合わせ中に、大声でおしゃべりをしたり、「パソコンに向かって自分もお話しする!」と訴えてきたり。リモートワークが開始してすぐは微笑ましい家族の風景でも、それが続くとなると相手への迷惑などを考えてしまいストレスもたまります。

しかし、子どもに「静かにしてね」と伝えても無理な時は無理。大事な会議や打ち合わせの時には思い切って一人になれる場所に逃げ込んでしまいましょう。Anywhereメンバーは、寝室や洗面所などに避難するケースが多いようです。

子どもが長時間一人になってしまう
解決Tips:ネタの数で勝負する

当然のことながら、在宅勤務=休みではありません。日中やるべき仕事がある中で、どうしてもお子さんを一人にしておかなければならない状況が生まれることは必至です。

勉強や遊びなど様々なネタを事前に準備し、お子さんが一人の時間をもてあそばない工夫が必要となります。本屋さんで欲しい本をたっぷり買ってきたり、レゴブロックといった知育系の玩具を準備したり、「勉強は?」「読書は?」「レゴは?」と、いつでも声がかけられるようにネタを仕込んでおきましょう。

子どもが気になり集中できない
解決Tips:時間割を作って、子どもが自立的に過ごせるように

いろんなネタを準備していても、やはり「何をしているのかな?」とお子さんの行動は気になるもの。そんな時は、時間割を学校と同じにして生活することも一つの案として有効です。

ドリル等の勉強だけだと飽きてしまうので、体育の時間には部屋でけん玉やヨーヨー、YouTubeをみながらのストレッチ、図工の時間には廃材を使っての物づくりなど、気持ちが切り替わる工夫を親子ですると良いのだとか。

「この時間はママ・パパもお仕事だから一緒に集中しようね」と、親子で集中タイムを合わせるアイデアも。

家事も仕事も子育てもで手一杯になる
解決Tips:スケジュールの共有や、家事の協力体制を構築する

親子リモートワークをしているメンバー全員から上がったのが、家族との協力体制。自分ひとりで仕事も家のことも、と抱え込むと必ずパンクしてしまいます。

家族全員で協力し合える環境を作ることが、親子リモートワークの基本。

事前にミーティングの枠をカレンダーでパートナーと共有し、子どもの面倒を見られるようにしたり、子どもたちにも毎日ひとつずつお手伝いをしてもらい、それがそのままお小遣いとして反映されるシステムを作ったり、家族全員で取り組めるルールを設定しているメンバーが多くいました。

仕事で子どもをほったらかしにすることに罪悪感がある
解決Tips:子どもと一緒にできることを増やして、気持ちのケアも

休校中はどうしても一人の時間が増えてしまいます。お父さんやお母さんが近くにいるのに、かまってもらえないことで寂しさを感じたり、通常とは異なる状況で子どもたちのストレスも溜まってしまいます。

休日や夜など、時間が取れる時には一緒に屋内でできる運動をしたり、プログラミングを学べるサイトで親子で遊んだり、お子さんの気持ちをケアをしながら長期戦を乗り切りましょう。(子どもの手前、三日坊主にはなれないので、運動が続く!という別の効果もあるみたいですよ。)

親子リモートワークは自分の仕事を話す良い機会

大変なことの多い親子リモートワークですが、自宅で仕事をするのをきっかけに自分の仕事を子どもに伝える機会にしているというメンバーの声もありました。

なぜ仕事をする必要があるか、どういう仕事をしているかなどを話す時間を設けることで、お子さんの仕事に対しての理解が深まり、「邪魔しないようにしよう」というマインドも生まれてきたそう。

会社で勤務しているとなかなか見せられない仕事中の姿を見せることは、お子さんにとっても良い学びの機会なのではないでしょうか。これは親子だけでなくパートナー同士にも当てはまることかもしれません。

様々な制約が生じる家族でのリモートワークですが、これをきっかけに普段話すことができないことを話し合い、より家族同士の理解を深めるきっかけになるのではないでしょうか。

本稿はUI/UXデザインを強みとした新規事業の立ち上げや、デザイン組織構築支援などを行う株式会社グッドパッチが運営するフルリモートデザインチーム「Goodpatch Anywhere」によるもの。Twitterアカウントは@GoodpatchAW。彼らの事業に興味がある方、彼らとの取り組みを希望する企業はこちらからコンタクトされたい。また、一緒に事業を推進するメンバーも募集している。

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