Uberでモノを運べるように、家族・友人間の個人間配達「Uber Connect」を公開

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Image Credit : Uber Connect

Uberは新型コロナウイルスの影響下で激しい打撃を受けている一方、新しい活路を見出すために、2つの新サービスを発表した。

パンデミックによって世界中の何十億人もの人々が外出禁止・自粛を余儀なくされている中、数々のテック企業がこの “New Normal”に適応するために様々な対応策を取っている。例えば、リモートワーカー向けのプラットフォームは、急増する需要に応えることができている。

しかし物理的な取引を必要とするUberのようなビジネスにとってはそう簡単ではなく、自宅隔離政策はUberのコアビジネスであるライドシェア事業を衰退させている。その代わり同社は、Uber Eats for businessの立ち上げを世界各地で急ピッチで進めており、食品配達の電話注文を受け付けや、食料品の配達サービスを提供している。

そして現在、Uberは食品関連だけでなくペットフードや医療品など、ありとあらゆるものを配達しようとしており、友人や異なる場所に住む家族同士の物のやり取りすら、Uberによる配達でカバーしようと考えているという。

直接配達

直接配達のUber Directは、Uberが2015年に開始したUberRushと呼ばれるサービスをベースにしている。UberRushは最終的に2018年に閉鎖されてしまったが、Uberはその失敗を通して得た教訓を急成長中のUber Eats事業に活かしているという。新サービスの一環として、同社はオンデマンド配達の導入を検討している小売企業とパートナーシップを結んでいる。現時点ではオンライン薬局のCabinetなどが初期パートナーの一つとしてあげられ、ニューヨークで市販薬を配送において、同サービスを活用する予定である。

米国外では、ポルトガル、南アフリカ、オーストラリアなどの地域でも、パートナーシップを通して小包、医薬品、ペット用品の宅配を行っている。

しかし、最も興味深い新サービスは間違いなくUber Connectである。こちらは個人間配達モデルの配達サービスで、誰でも好きなものを好きな人に送ることができる。ドライバーは現在、Uberアプリの中で「物の配達」をオプションとして追加することができる。

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Image Credit : Uber Connect

これはUberにとっては非常に理にかなったビジネスモデルである。祖父母の家にトイレットペーパーや手洗い石鹸などを送りたいと思っている人々は、瞬時に広範な輸送ネットワークにアクセスすることができる。対象の配達物はエアロバイクであろうとギターであろうと関係なく何でも対応しているため、町の端から端まで、配達や交換を望む人達全てにとって有用なサービスになるだろう。

特筆すべきポイントは、同サービスがソーシャルディスタンスを促進するという点だ。必需品やギフトのシェアといった合理的な理由があれば、少し遠い場所でも人々は車やバイクで家族や友達に会いに行ってしまうかもしれない。しかしUber Connectは、より安全な代替手段となり得るし、またUberドライバー達に労働機会を与えることができる。この1カ月間収入源を断たれていた何百万人ものUberドライバーは、やっと稼ぎを得る機会を獲得している。

今のところ、Uber Connectは米国とオーストラリア、メキシコなどの国の十数を超える年エリアで利用可能だが、需要の増加次第で市場の拡大を進めていくと考えられ、また永続的なサービス提供も視野に入れることができるだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】