Uber Eatsは一部の地域で、ユーザのお気に入りの地元レストランをサポートするために2米ドルを寄付するよう呼びかけている。チェックアウト時、配達員へのチップを選択する機能に加え、寄付ボタンが表示されるようになった。
このアナウンスの直前にあたる先週(3月第5週)、YelpとGoFundMeがクラウドファンディングイニシアチブをローンチし物議をかもしたばかりだ。この2社は、Yelpにリストされているビジネスオーナーのための資金調達プログラムを、オーナーの許可なく自動的に作成するために提携した。同意なしにオプトインさせられたことに対し一部の企業がクレームをつけ、Yelpはこれを撤回。再構成されるまで同イニシアチブは一時停止された。今回のUber Eatsの新たな資金調達ツールも目的は同じようなものだが、アプリ内のチェックアウトプロセスに統合されているため、否定的な反応が起こる可能性は低くなりそうだ。
ユーザは料理を選択した後、ボックスにチェックを入れることで2米ドルが請求書に追加され、その全額がレストランに送られる。ユーザがチェックを入れなかった場合、「注文する」ボタンを押すと再度メッセージが表示される。このデフォルトの寄付額は、Uberによる初期テストで同機能を試す間に変更される可能性がある。
寄付ボタンは、まずはニューヨークのUber Eatsユーザのみ利用できる。今後数週間で米国内の他の都市や他の国にも拡大する予定。
Uberは最近、全米レストラン協会教育財団(NRAEF)のレストラン従業員救済基金(RERF)の創設パートナーとなったため、この機能はより広範なイニシアチブにも影響する。同組織は、COVID-19の影響を受けた外食産業界の労働者に500米ドルの助成金という形で財政援助を提供しようとしている。 Uberは基金に200万米ドルを寄付し、さらにUber Eatsアプリを通じて行われたすべての寄付から最大300万米ドルを充てることを約束したと語った。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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