無添加ペットフードのサブスクD2C「レガリエ」運営、プレシリーズAで6,000万円を調達——XTech Ventures、basepartnersから

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右上:CEO 佐藤淳氏、左上:マーケティング責任者 近藤誠人氏
右下:XTech Ventures 安岡浩太氏、左下:basepartners 石川誉氏
Image credit: Honest Food

【11日午前9時30分更新】キーイメージ誤りのため差し替え。

無添加ペットフードの D2C サブスクリプションサービス「レガリエ」を展開するオネストフードは11日、プレシリーズ A ラウンドで6,000万円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、XTech Ventures と baseparters。同社にとっては、2019年8月に実施したシードラウンド(エンジェル投資家10名ほどから2,520万円を調達)に続くものとなる。

オイシックス出身の佐藤淳氏により2018年設立されたオネストフードが取り組むのは、無添加でグレインフリーの犬猫用ペットフードだ。グレインフリーとは原材料に穀物を使っていないことを意味する。佐藤氏は保護猫を飼ったのを契機に、日本で従来から市販されているペットフードに添加物や着色料が多く含まれていることに関心を持ち、事業を始めるに至った。

海外では以前から無添加・グレインフリーのペットフードが流通しているが(アメリカでは29%がグレインフリー)、日本で販売するには輸送コストがかかり関税もかかる(税関資料によると6.3%)。一方、ホームセンターなどで販売されている国内の既存ブランドには無添加・グレインフリーのものは少なく、仮に作ろうとしても原価コストが高く価格帯が高くなるため、自社の既存ブランドとのバッティングを防ぐ観点から参入しづらい。

犬も猫も、主食は元は肉食。グレインフリーは食物アレルギーも誘発しづらい。レガリエのペットフードは、(つなぎとしての)グルテンを使わずに固形化していて、技術的に非常に難しいものだ。(中略)

生肉 × 低温加熱 × ノンオイルコーティングでペットフードが作れるところはなかなか無い。金沢の製造工場とタッグを組み、品質の良いペットフードを求める顧客に商品を届けていく。(佐藤氏)

Image credit: Honest Food

昨年2月にサービスを開始したレガリエは、犬用と猫用を合わせて出荷量ベースで既に累計40万食を突破。今回調達した資金を使って、オネストフードではマーケティングや CRM を強化する考えだ。ちなみに今回、投資家との打ち合わせや投資契約を全てオンラインで完了させたそうで、外出や対面無しでもスタートアップが資金調達可能であることを証明した格好。佐藤氏は新型コロナウイルスに負けずに他のスタートアップにも続いてほしいと語った。

同社では今後、食味を考えるトッピングの開発や、来年以降、東アジア地域への事業展開も計画している。