Skype共同創業者率いる東南アジア向けデジタル金融スタートアップOriente、シリーズBラウンドで5,000万米ドルを調達

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デジタル金融サービスを提供する Oriente は、現在進行中のシリーズ B ラウンドで約5,000万米ドルを調達したと発表し、リードインベスターである不動産開発会社 Henderson Land(恒基兆業)共同会長 Peter Lee(李家傑)氏から「重要なコミットメント」を得たことを明らかにした。

声明によると、クラウドベースのウェブ開発プラットフォーム Wix.com やその他の既存の投資家もこのラウンドに参加した。

フィリピンの「Cashalo」運営チーム
Image credit Oriente

香港を拠点とする Oriente は、調達した資金を使って既存市場での成長を促進し、ベトナムなど新規市場への拡大を推進する計画だとしている。また、技術インフラ、製品群、ビッグデータ機能への投資も視野に入れている。

Oriente は、世界経済が新型コロナウイルス流行による景気後退から回復し始めたことを受け、今後数ヶ月間、リソース、インフラ、ネットワークの展開に力を入れていくと述べている。

AI、機械学習、データサイエンスなどの技術を活用し、リアルタイムのクレジットスコアリング、デジタルクレジット、O2O 消費者金融、POS 金融(商品購入時の店舗レジを通じたの貸金サービス)、マイクロ企業家向けの運転資金などを提供している。

インドネシアの「Finmas」
Image credit: Oriente

昨年、同社は取引件数が前年比700%増となり、400万人以上の新規顧客にサービスを提供しているという。現在、フィリピンの「Cashalo」とインドネシアの「Finmas」という2つのフィンテックアプリ事業を通じて、ユーザ500万人超、加盟店1,000軒以上を擁している。

東南アジアのサービスが行き届いていない加盟店と消費者のエコシステムには途方もない経済的潜在力があり、この可能性を解き放つために構築されたより有能な金融サービスインフラを牽引できることに興奮している。(Oriente 共同創業者 Geoffrey Prentice 氏)

フィリピンの「Cashalo」
Image credit: Oriente

Skype の共同創業者で元最高戦略責任者でもある Geoffrey Prentice 氏は、BlackPine Private Equity Partners 創業者の Lawrence Chu(諸承誉)氏や 中国の P2P 金融スタートアップ LU.com(陸金所)の創業者兼元最高技術責任者の Hubert Tai(戴修憲)氏と共に、2017年に Oriente を設立した。

Oriente は先月、マルチアセット投資会社の Silverhorn Group から2,000万米ドルのデット資金を調達したと発表した。同スタートアップによると、この新しく設定された融資枠で融資残高を増やすことを目指しており、最大で5,000万米ドルまで増やすことができるという。

ベトナムの「Finizi」
Image credit: Oriente

2018年にはマレーシアの Berjaya Group、フィリピンの JG Summit Holdings、インドネシアの Sinar Mas などから1億500万米ドルのシリーズ A 資金を調達している

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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