AIが工場で働く人の手作業を分析、生産性を向上させる「Drishti」

SHARE:
credit : Drishti

ピックアップ:Drishti raises $25M in Series B financing to drive AI-powered production and empower people on the factory floor

ニュースサマリー:行動認識技術とAI技術を手掛ける米国拠点のDrishti Technologiesは6月16日、2,500万米ドル(約26.8億円)をシリーズBで調達したことを公表している。

同ラウンドには、Alpha Intelligence Capital、Toyota AI Ventures、Micron Ventures、Presidio Ventures、HELLA Ventures、および現在の投資家であるEmergence Capital、Benhamou Global Ventures、Andreessen Horowitzが参加。これにより北米および日本を含む世界中の工場への拡大が進む。

credit : Drishti

詳細情報:Drishtiは同社は工場ラインで働く人の手作業を分析して生産性を向上させる。製造業の工場ラインにカメラを設置し、工場労働者の手作業を動画撮影。労働者の行動をデータ化し、大規模な学習データセットを生成する。

  • 行動認識技術で手作業のポイントにおける動画分析をし、リアルタイムでミスを見つけたり、プロセスの最適化(スピードアップやボトルネックの特定等)、各作業者にトレーニングを行うこともできる。導入先企業は専門的な知識不要で現場の人間が分析等を行えるようなUIを利用可能だ。
  • 創業者でCEOのPrasad Akella氏はGeneral Motorsチームのリーダーとして、1990年代の製造業を変革した人物。日本にも2年程滞在しており、日本進出への意欲も高い。
  • 今年2月にデンソーとDrishtiは業務提携を発表。デンソーの生産に携わる従業員の手動タスクをリアルタイム解析し、生産性向上に寄与している。

背景:コラボレーションロボット市場は2025年までに120億米ドル規模になるという予測もある。

執筆:國本知里/編集:平野武士・岩切絹代