エッジコンピューティング「EdgeMicro」データセンター拡大へ

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ピックアップ:EDGEMICRO RECEIVES $5M TO FUEL DATA CENTER EXPANSION

ニュースサマリー:エッジコンピューティングを提供する「EdgeMicro」は12日、500万ドルの資金調達を実施したことを発表した。リード投資家にはソフトウェア関連に注力する投資銀行のDH Capitalが参加しており、同社の財務アドバイザーに就任した。

重要なポイント:日本国内でも社会実装が急速に進むエッジコンピューティングを提供する、米EdgeMicroがデータセンター拡充を目的に総額500万ドル(約5.4億円)を調達。同社は昨年10月に初のデータセンターを構築していた。今回調達した資金を用いて、新データセンターの構築を実施するなど急速にエッジコロケーションソリューションの提供に力を入れている。

詳細情報:エッジコンピューティングとは、利用者に近いエッジ側で自律分散型にデータを処理する仕組みのこと。MarketsandMarketsによればエッジコンピューティングは2019年から2024年にかけて年平均成長率26.5%と、今後急速に伸びていくと予想している。また、この市場においてEdgeMicroは2019年10月31日に、マイクロデータセンターを構築している。

  • 2020年2月には、米Cloudflare(Entrepreneur Magazineの「Top Company Cultures 2018」リストに選出&2019年にFast Companyの「World’s Most Innovative Companies」にランクイン)とタッグを組み、エッジコンピューティングの普及を推進。

背景:「エッジコンピューティングなのにデータセンター」と思いがちだが、欧州や米国では大規模データセンターを組み入れた統合型のヘビーエッジ志向なのが特徴。日本以外は、欧米では「ヘビーエッジ」志向、アジア太平洋地域では用途特化型の「ライトエッジ」寄りの志向がやや強いとしている。

執筆:國生啓佑/編集:増渕大志

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