VCによるスタートアップ投資は20%下落、キャッシュフローを懸念【Startup Genome調べ】

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Startup Genomeによれば、2019年12月頃に始まったCOVID-19によるパンデミックを境に、VCによるスタートアップへの投資は20%ほど下落しているそうだ。特に、パンデミックが最初に起きたとされる中国では、他の地域と比べ1月と2月で50%の落ち込みを記録している。3月に入ると、徐々に回復傾向にあるものの、まだ安心できる状況ではなさそうだ。

また、中国以外のアジア圏におけるVC投資も1月以降大きく落ち込み、3月に入り回復気味であることが明らかとなっている。Layoffs.fyiによれば、合計436のスタートアップが5万5764人の従業員を解雇したとしている。

一方の米国では12月以降のVC投資に大きく変化は見られず、3月までにおおよそ10%程度のみの下落幅となっている。しかし、12月から年初に見られた小さな落ち込みは、2020 Q1の各月をYoYで比較すると投資件数にして15%以上少ない。また、投資高も同四半期で下落していることが分かる。さらに欧州においては3月以降特に下落傾向を見せており、今後の動きに注視する必要がありそうだ。

世界的なVCが足並みをそろえて投資高下落を記録しているのは、やはり非常に厳しい局面にあると言える。Startup Genomeは、10社中4社は3カ月以上またはそれ以下しかキャッシュフローが持たないと評価し、それらを「red zone」と呼んでいる。シリーズA、またはそれ以降のラウンドで資金調達を実施したスタートアップ企業では、34%が残り6カ月以上の資金猶予があると予測している。

需要の減少(スタートアップ企業の4社に3社が収益減少)と資本力の低下という2つのネガティブ要素が重なり、世界的なVCの投資高下落につながっているとStartup Genomeは指摘している。

スタートアップ企業の活性化は、経済における景気回復のキーとなることは間違いない。新規雇用の創出や、社会的なDXの流れにおいては特に、テクノロジー系スタートアップ企業の役割は重要となる。Candorによれば、スタートアップ企業以外の7000社の内46%が雇用を再開しており、21%がレイオフを継続、また32%が雇用を凍結しているとしている。

※本稿は提携するVentureBeat記事の抄訳になります

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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