東大FoundX、スタートアップの基礎を学べるオンラインスクールを無料開講——東大IPCの協力で、修了者にはアイデア補助費用の提供も

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ワイクル代表取締役の角征典氏、FoundX ディレクターの馬田隆明氏
Image credit: FoundX

東京大学産学協創推進本部のスタートアップ支援プログラム「東京大学 FoundX」は8日、スタートアップの基礎を学べるオンラインスクール「FoundX Online Startup School」の提供を開始した。MOOC(Massive Open Online Coursesite) 形式で提供される。FoundX が東京大学の卒業生・研究生・学生の起業を支援しているのと対照的に、このオンラインスクールでは、これから起業を考える人やスタートアップに新たに入社した従業員を主な対象としている。希望者は誰でも、デスクトップ、タブレット、モバイルで無料利用が可能だ。

FoundX Online Startup School のコンテンツは、FoundX ディレクターの馬田隆明氏と、アジャイル開発やリーンスタートアップの組織導入コンサルティングを行うワイクル代表取締役の角征典氏が開発。二人は共にスタートアップに関連する著書を複数執筆している。一般的な MOOC の修了率は10%以下とされるが、このオンラインスクールは修了よりも多くの人にスタートアップの〝パターン〟を知ってもらうことに主眼を置いており、馬田氏は「チラッとでもいいので、多くの人に気軽に見てほしい」と話した。

Image credit: FoundX

FoundX Online Startup School の動画では、ナレーションに音声合成を採用。これは今後のコンテンツ更新や差替を容易にすることを念頭に置いているためだ。FoundX はかねてから、Y Combinator の Startup School、Andreessen Horowitz、Sequoia Capital の記事翻訳などで構成される「FoundX Review」を公開しており、感想を投稿する機能を追加するなど、受講者同士のインタラクションが生まれるようにしている。オンラインスクールでも将来、同様のコミュニティの醸成が期待される。

FoundX では、FoundX Online Startup School の開始を記念して、7月31日までにコースを修了した人の中から最大10名に10万円のアイデア補助費用を提供するとしている。これは、東京大学協創プラットフォーム開発(東大 IPC)により提供されるもので、スクール修了者のうち、FoundX と東大 IPC の共同プログラムへの参加者・登録者のみが対象となる。

FoundX では、東大の卒業生・在学生の起業家が無償で使える起業支援施設を展開している。昨年2月にオープンした第1号施設に加え、今年4月に第2号施設も開設された。現在募集中のバッチの締切は6月10日。従来は、入居するスタートアップの資金調達額が1,200万円以下である必要があったが、市場動向に対応して、今回募集から資金調達額が3,000万円以下のスタートアップあれば入居対象に含まれるよう条件を拡大した

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