AmazonとGoogleの出身者が設立したAbacus.ai、プロジェクトとAIモデルのマッチングで1,300万米ドルを調達

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(左から)Abacus.aiのCEOのBindu Reddy氏、CTOのArvind Sundarajan氏、リサーチディレクターのSiddartha NaiduImage氏
Image credit: Abacus.ai

AIサービス向けクラウドプラットフォームを提供するスタートアップのAbacus.aiは7月14日、1,300万米ドルのシリーズAラウンドが終了したことを発表した。また同時に社名をReality EnginesからAbacus.aiに変更することも発表した。同社は昨年、AWSとGoogleでAIプロジェクトをスケーリングした経験を持つチームによって設立された。チームにはSiddartha Naidu氏(BigQueryの共同製作者)、Bindu Reddy氏(AWSの元AIサービスマネージャー)、Arvind Sundararajan氏(元Uberエンジニア)が含まれている。

CEOのReddy氏とSundararajan氏はかつてPost Intelligenceを共同設立したが、2017年にUberに買収されている。Reddy氏は電話インタビューでVentureBeatにこう語った。

マシンラーニングとディープラーニングは、アルゴリズムについてだけでなくインフラストラクチャやシステムについても同じくらい重要であると考えています。Arvind氏とSiddartha氏はどちらも、大規模でリアルタイムのビッグデータシステムを構築するという点で非常に優れています。このことは私たちにとって本当に有益だと思います。

今回のラウンドはIndex Venturesが主導し、Googleの元CEOであるEric Sc​​hmidt氏や、Googleの創設メンバーであるRam Shriram氏も参加した。Sc​​hmidt氏とShriram氏は昨年のシードラウンドにも参加している。

Abacus.aiは、企業がモデルを生産規模のAI戦略へと昇華させるのを支援する。多くの企業幹部への調査から、FacebookやGoogleといったAIに長けた人材を豊富に持つテック大手以外は、MVP(実用最小限の製品)を超えてAIを実装することに苦労していることがわかった。

同社はユーザのデータセットを評価した後、ニューラルアーキテクチャ検索(NAS)アルゴリズムを通して最適なものを決定する。詳細はAbacus.aiの研究者たちが昨年の秋に発表した論文で説明されている。

また、Abacus.aiは敵対的生成型ネットワーク(GANs)によって生成された合成データをトレーニングモデルに使用している。企業のAI実用化を支援する他のAIサービス会社には、Element AIやAndrew Ng氏のLanding.aiなどがある。

今回調達した資金は、既存サービスの改善、会社の顧客ベースと研究チームの拡大、言語モデルとコンピュータビジョンサービスへの拡大に使用される予定。同社は現在、主に列指向データベースに取り組んでいる。

Abacus.aiはラウンドの一環として、顧客がディープラーニングモデルを迅速に共有したり比較したりすることができるモデルショーケースサービスなどを含むベータ版をローンチしている。同社はベータ版テストに1,200人の協力を得たと述べている。

Abacus.aiは2019年3月に設立され、総額1,800万米ドルを調達している。サンフランシスコを拠点とし、現在22名の従業員を擁している。

※本稿は提携するVentureBeat記事の抄訳です

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】