建築プロジェクト管理「ANDPAD」、GCPなどから40億円調達

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ANDPADウェブサイト

建設現場の効率化を手掛ける「ANDPAD」を運営するアンドパッドは20日、グロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家に、既存投資家のDNX VenturesやSalesforce Ventures、BEENEXTを引受先とする第三者割当増資の実施を公表している。調達した資金は約40億円で、さらに今年9月までに総額で60億円の資金調達を目指すとしている。

ANDPADは建設現場に特化した、クラウド型プロジェクト管理サービス。現場作業の効率化や経営改善までを一元管理できるプラットフォームを提供している。同社リリースによれば、今年7月時点における契約社数は2000社、利用社数(契約社+協力企業数)は5万社を超えているという。

ANDPADを導入すれば、建設現場に未だ残る電話やFAXなどのアナログ対応を一括してデジタライズ化できるのが特徴。具体的には、建設に関わる資料や写真の共有、職人間のコミュニケーション、施工状況の見える化や工程・検査の標準化など全ての作業をオンライン上で完結させることが出来る。

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公表されたアライアンスイメージ

また、同社は今回の調達に際し建築業界のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推し進める「ANDPADアライアンス」の設立を発表。建築業界の発展に関わるテクノロジー知見の共有や、業界に特化したソリューション・サービスとの連携強化を強める狙いがある。初期パートナーには、電子契約SaaSのクラウドサイン、出資者でもある「Salesforce」、第三者施工品質評価会社の「NEXT STAGE」、多能工のリフォーム職人を実務研修で短期育成する「ハウスリフォーマー育成学院」が参加している。

via PR TIMES

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