集客・予約システムの「Coubic(クービック)」、検索結果やマップ表示から予約できる「Googleで予約」の本運用を開始

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Image credit: Coubic

集客・予約システムの「Coubic(クービック)」を運営するクービックは、Google 検索、Google マップ、Google アシスタントで店やサービスを見つけ、そこからの一連の流れの延長で予約までを Google 上で完結できる「Google で予約」の本運用を開始したと発表した。Coubic を利用する加盟店舗は予約における成約率向上を期待でき、ユーザにとっても利便性が著しく向上する。

Google で予約は、2016年にアメリカで始まった機能。日本には2018年に上陸し、当初は「ぐるなび」などレストラン予約アプリとの連携でサービスが開始された。サービスプロバイダ側は Google Maps Booking API を使うことで同機能が連携できる。ユーザは Google 上で見つけた店舗情報から予約でき、Google アカウント情報の引き継ぎで予約時の氏名やメアド入力も省略できる。

クービックでは今年前半から Coubic 上で本機能を順次実装してきたが、新型コロナウイルスへの対応などから、先日発表された Zoom 連携の実装を優先させたとのこと。今回、晴れて Google で予約機能の本運用が発表されることとなった。

Coubic を利用する加盟店舗のうち、Google で予約に表示が可能となるジャンル(サービス種別)は、フィットネス領域や美容・リラクサロン領域など。国内では、現時点で Google で予約に複数のジャンルへの対応しているのは Coubic のみとみられる。なお、以前は Google で予約の適用を受けるために必要とされていた「Google マイビジネス」のアカウントは不要とのこと。

クービックは2013年10月、グーグルの検索プロダクトマネージャーなどを歴任した倉岡寛氏(現在、クービック代表取締役)により設立。Coubic サービス開始から6年目にして、倉岡氏は自らが古巣で扱っていたサービスに、自サービスを連携したことになる。Coubic の月間利用ユーザは250万人で、180を超える業種に対応しており、8万社以上(個人事業者を含む)が利用している。

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