水産養殖技術のウミトロン、衛星データを活用した高解像度海洋データ提供サービス「UMITRON PULSE」をローンチ

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シンガポールと日本を拠点に水産養殖技術を開発するウミトロンは28日、海洋環境データを可視化する Web サービス「UMITRON PULSE(ウミトロンパルス)」をローンチした。衛星リモートセンシング技術を活用し、世界中のさまざまなエリアの高解像度の海洋データを日次で確認することができるため、養殖事業者はより効率的な生育やリスク管理が可能となる。

UMITRON PULSE では現在、海水温、塩分、溶存酸素、クロロフィル濃度、波高の海洋データを提供しており、画面を拡大・縮小することで、養殖場に近い局所的なデータと広範囲データの両方を確認することが可能。当日付の海洋データだけではなく、48時間以内の海洋環境変化を予測する機能も提供する。また海洋環境データ種類の増加、各種データの毎時更新、過去の海洋データとの比較分析機能の追加も予定している。近日中には、UMITRON PULSE のモバイル版アプリも公開の予定。

ウミトロンは2018年、産業革新機構、D4V、藤代真一氏、松岡剛志氏のほか、未来創生ファンドなどからなどから総額12.2億円を調達。昨年には、米州開発銀行(IDB)グループの IDB Lab から総額200万米ドルを調達し、ペルーのチチカカ湖で UMITRON CELL を使ったサーモントラウト養殖の効率化による地域経済活性化支援を開始した。また、世界最大のエビ養殖事業者である CP Foods と提携し、エビ養殖場での PoC を開始した。今年初めには、愛媛の海でブランド魚を育てるプロジェクトのクラウドファンディングを成功させている

via PR TIMES

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