IVPの小野氏が17LIVE(イチナナ)グローバルCEOに、ファンドは卒業へ

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M17 Entertainment Limited(M17)のグローバルCEOに就任した小野裕史氏

ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」を運営する17Media Japanは8月17日、日本事業を立ち上げた小野裕史氏が、親会社となるM17 Entertainment Limited(M17)のグローバルCEOに就任したことを公表した。今後、M17は日本事業を中心に、現在展開する台湾、香港、シンガポール、マレーシア、インドなどの運営にあたる。これまでM17のCEOだったJoseph Phua氏は非常勤会長に就任する。小野氏は引き続き17Media Japanの代表取締役も継続する。

M17が運営するライブ配信アプリ「17LIVE(英語圏では「LIVIT」)」が日本でサービスを開始したのが2017年。投資ファンド「インフィニティ・ベンチャーズ」の共同代表パートナーとして投資事業を手掛けていた小野氏が代表として事業を立ち上げ、一般ユーザーから歌手、タレントなどがライバーとして参加するライブ配信プラットフォームとなった。2019年11月時点で世界全体の登録者数は4500万件。

また、小野氏はこの発表に合わせ、自身も共同代表として参加していたインフィニティ・ベンチャーズの共同代表を今年9月に退任することも公表している。2000年にシーエー・モバイルの創業期メンバーとして参加した小野氏は、2008年に共同代表パートナーである田中章雄氏らと共にインフィニティ・ベンチャーズを創業。

日本や中華圏でベンチャー投資を手掛ける傍ら、自らも事業家として創業メンバーに加わる独自のスタイルで新興企業成長に寄与した。手掛けた立ち上げ事業はサンシャイン牧場のRekoo Japan、ジモティー、グルーポン・ジャパン、Farfetch Japanなどで、17Media Japanもそのうちの一つだった。また、国内最大のベンチャー・カンファレンス「Infinity Ventures Summit」を12年にわたって主催するなど、投資家としてスタートアップエコシステムに大きな影響を与えてきた。

これについては小野氏がFacebookでオープン・コメントを発表していたので、そちらも合わせて掲載する。

【ご報告:インフィニティ・ベンチャーズを卒業します】

このたび、2008年から Akio Tanakaと共に率いてきたインフィニティ・ベンチャーズ(IV)を、今年9月をもって卒業させて頂く事となりました。

また、IVの投資先の17LIVEにて、2017年より日本法人17 Media JapanのCEOを務めておりますが、この度、親会社(M17 Entertainment, Ltd; M17)にてグローバルCEOに就任する事になりました。

17LIVEを日本でゼロから立ち上げ、売上日本No.1までの成長を率いてきたなか、M17のCo-founderである Joseph PhuaよりグローバルCEOのポジションを継いでほしいとの強い希望があり、IV田中や Joseph Huangらともディスカッションのうえ、IVからの最大の投資先のM17を経営者として育てていくことでIVの投資家関係者の皆様に恩返しをしていくのが最も良いであろうと判断し、小野がIVから卒業して経営者としてM17にコミットしていく選択をさせて頂きました。

ゼロからIVを立ち上げてから12年、投資だけではなく、自身で会社の経営を数多く行なわせて頂きました。サンシャイン牧場のRekoo Japan、グルーポン・ジャパン、ジモティー、ファーフェッチ・ジャパン、そして17 Media Japan。幸いに、自ら経営に関わった投資先のほとんどが大きな成長を遂げ、大きなexitにつなげる事ができました。

特にジモティーは完全にゼロから一人で会社を立ち上げ、今年上場にまで持っていけたのは嬉しい限りです。

また、IVPのファンドとしても、ソラコム、freeeのような素晴らしいexit、そしてYeahKa(HKにて上場しており3000億円強の時価価値です)やウェルスナビといった大きく成長する企業への投資にも関わることができました。

17LIVEは日本、台湾、インド、US、中東と広く展開をしており、おおいに拡大しており、ライブ配信事業をさらに世界に広げていけるよう、経営者個人としてもより大きく成長を目指して参ります。

今後は、経営者・連続起業家の小野として、長くお付き合い頂けると幸いです。

またIVについても、株式会社IVSの代表の 島川 敏明も過去最大1,000名以上の開催に成功し、IVの日本チームもリフレッシュ&強化していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。これまでご連絡頂いている 川村 達也中心に、引き続き窓口をさせて頂きます。

また、小野もIVS LaunchPadのアドバイザーとして、今後もIVならびにスタートアップ育成にも貢献してまいります。