【詐欺撲滅】Google、電話発信元が「認証済かどうか」を表示する機能をAndroidに追加

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「Verified Callers」

GoogleはAndroidスマートフォンに新たな発信元認証機能を導入した。この機能により、企業が自らのアイデンティティを証明し、ユーザが電話に出る前に電話をかけた理由を伝えることができるようになる。

この機能のローンチには、新型コロナウイルスに関連した電話によるスキャマーの急増が関係している。連邦取引委員会(Federal Trade Commission:FTC)によると、2019年に「人々が最も多くスキャマーと接触したと報告した」のは電話だったという。悪意のある発信者に対する認識は高まっており、知らない電話番号からの電話には応答しない傾向がある。Googleの新機能「Verified Calls」はこの問題を解決する手助けとなる。

通常業務として電話発信を行う企業は、Neustar、Five9、Vonage、JustCallなどのGoogleパートナーを通して「Verified Calls API」にアクセスし、電話番号、企業名、ロゴを提出する。これらが発信先のスマートフォン上に表示される。さらに、電話をかけた理由も表示させることができる。たとえば、振り込め詐欺の恐れがあって銀行から確認の電話を入れる場合や、出前に関して生じた問題についてフードデリバリー企業が顧客に電話する場合などだ。

下の画像は、企業が認証を得る前(左)と後(右)の着信画面を並べたものだ。

Googleの新機能「Verified Calls」(右)

スタンドアロン

Googleの電話アプリは多くのAndroidスマートフォンにプリインストールされているが、GoogleはPlayストアからダウンロードできるスタンドアロンのベータアプリを介して、徐々に多くのデバイスに対応できるようにしている。同社は9月8日、Android Pie以降のOSを搭載したデバイスに限り、9月第2週以内に同アプリを正式ローンチするとしている。初期ユーザからのフィードバックを精査した後、「カスタマイズされたAndroid実装」のデバイスへと拡大する計画だ。

Googleのスマートフォンは、特定の電話番号をブロックしたり、警告を表示したりするなど、スキャマー被害やスパム被害を防ぐための機能が数多く盛り込まれた状態で出荷されている。しかし「Verified Calls」のねらいは一歩進めて、ロボットやセールスからのコールとの戦いに疲れた消費者の信頼を回復させ、正当な企業からの電話を受けてもらえる手助けをすることだ。

通話認証テストは数カ月前よりブラジルで試用が始まっている。Googleの広報担当者はVentureBeatに対して、テスト結果から応答率に「非常に重要な」改善がみられたと述べているが、具体的な数値は明かさなかった。

「Verified Calls」の前にもGoogleは過去に似たような機能を実装していた。たとえば昨年「verified SMS」がAndroidのアプリ「Messages」向けにローンチされた。数カ月前にもGoogleはGmailに認証済ブランドロゴを表示するパイロットプログラムを実施している。

「Verified Calls」はまずアメリカ、メキシコ、ブラジル、スペイン、インドで利用可能となる。その後数カ月以内により多くの国々へと拡大される予定だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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