【Apple 5G戦略】5Gよりも魅力的なもの:A14チップで世界最速スマホの座へ(4/5)

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AppleはA14チップをiPad Airでデビューさせた(Image Credit:Apple)

A14 Bionicチップ

(前回からのつづき)Appleの最新チップは先月の新製品発表イベントTimeFliesの中で、フラッグシップ機のiPhoneではなくミドルレンジのiPad Airに最初に搭載されるという異例の形でデビューを果たしたが、私は「Hi、Speed」イベントで2度目の注目が集まることに期待をしている。 5Gのように住んでいる場所によって受けられる恩恵にムラがある可能性のあるものと違い、A14 Bionicチップは、現在のAndroidフラッグシップ機に搭載されているQualcomm Snapdragon 8シリーズを超える優れた処理能力を世界中に提供してくれるはずだ。

早期に公開されたGeekbench5による新しいA14チップとiPhone11のA13Bionic、QualcommのSnapdragon865および865+チップのCPUパフォーマンスの比較結果が下記だ。

シングルコア: A14 1,593; A13 1,327; SD865+ 973; SD865 898

マルチコア: A14 4,198; A13 3,287; SD865+ 3,346; SD865 3,280

これらの数値は一見抽象的に見えるかもしれないが明確な結果を物語っている。一般的なアプリでのシングルコアエクスペリエンスは、Snapdragon 865+と比べA14の恩恵により64%近く高速化され、最も高い処理能力を要求されるアプリでは、Snapdragonシリーズ最速のチップよりA14の方がさらに25%以上もマルチコア処理の能力を発揮する。iPhoneに搭載されるA14チップがiPadAirのA14チップと同じものだと仮定するなら、Appleは実質的にiPad Proタブレットと同等のパフォーマンスをポケットサイズのデバイスにもにもたらしてくれる。

GeekbenchはAシリーズチップのグラフィックパフォーマンスも測定し、A13のスコア7,311に対してA14のスコアは12,571であると報告している。 前年比で72%もGPU性能は飛躍、平均スコアが約12,000であるiPadProのA12Zチップをわずかに上回るスコアだ。

言い換えれば、iPhone12シリーズはA14 BionicチップによってiPad Proと同等の処理能力を持つ世界最速のスマートフォンになり、MicrosoftのXbox One コンソールと概ね同等のグラフィックス機能も兼ね備える。この話題がズボンが燃える心配をせずにポケットにいれておけるデバイスについて話しているということを考えれば、5Gを取り巻く環境については忘れてしまえるほどに魅力的だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】