ネコの見守りデバイス&サービス開発のRABO、プロダクト第2弾「Catlog Board」を発表

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ネコの首に装着できるウェアラブルデバイスとアプリからなるソリューション「Catlog(キャトログ)」を開発する RABO は5日、ネコのトイレの下に挿入することで、猫の体重と尿量・回数を自動で記録するデバイス「Catlog Board(キャトログボード)」を発表した。本日からクラウドファンディングを開始し、商品発送は2021年7月となる予定。一般販売予定価格は1台8,800円(税抜)。

Catlog Board はネコの体重と尿量など排泄物の量やトイレの回数を自動記録し、体重変化や泌尿器系のトラブルのサインを検知するボード型デバイス。発売済の首輪型ウエアラブルデバイス「Catlog ペンダント」でも行動変容から健康上の懸念を検知することは可能だが、Catlog Board と合わせ排尿の様子をダブルで検出することで、多飲多尿の兆候をより高い精度で観測できる。

具体的には、ネコの水飲み回数を首輪型デバイスで、体重・尿量・尿回数を今回発表のボード型デバイスで検出することで、ネコの健康管理に加え、腎臓病などの早期発見に役立てられる可能性があるとしている。多頭飼いにも対応し、複数ネコが1つのトイレを共有した場合でも AI がどのネコかを自動識別し、Catlog ペンダント と Catlog Board が通信することで識別精度を上げる。

ネコは神経質な動物であるため、トイレの形状や大きさが変わるだけでも排泄をしなくなる(実際には、別の場所で粗相するようになってしまう)。このため、RABO では、従来のトイレを維持したままデータが取得できるよう、Catlog Board をトイレ下に挿入する形を採用した。水分を扱うトイレに近い場所であることから、電源コードはつけず、バッテリで3ヶ月程度稼働するようにした。

Catlog ペンダントや Catlog Board から収集されたデータは、一元的に Catlog のモバイルアプリで見られるようになる予定。現在は「食事」「運動」「睡眠」など6種類に行動を分類しており、今月中には新たに「水飲み」もリリースも行動検知できるようにする予定。RABO では現在、「嘔吐」など異常行動の検知もできるように現在開発を進めているという。

Catlog ペンダント、Catlog Board と続き、今後、さらなるハードウェア展開を加速する可能性も想像できるが、RABO では蓄積された膨大なビッグデータによる診療や予防医療領域、あらゆるネコに必要なモノの選択に連携していく計画としている。Catlog を利用するユニーク猫数は2020年1月現在1,000匹超で、記録された行動データの累積は3億件を突破。

RABO は、愛猫家であり、東京海洋大学大学院の博士前期課程でバイオロギング(行動生態計測)を研究していた伊豫愉芸子(いよ・ゆきこ)氏らにより2018年に設立されたスタートアップ。2019年4月にシードラウンド、2020年1月に直近ラウンドを実施し、これまでに累積で1億数千万円を調達している。