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インドの EC スタートアップ Flipkart は、アメリカに本拠を置く親会社 Walmart と共に、生鮮食品サプライチェーンスタートアップ Ninjacart への2回目の出資を発表した。共同投資額は3,000万米ドルになると The Economic Times が報じた。

昨年12月、Flipkart とシンガポールを拠点とする GEC3 は、シリーズ C ラウンドで Ninjacart に7億1,830万ルピー(約10.3億円)を出資した。
Ninjacart はこの資金を使って、新市場への進出、新興の顧客セグメントに向けた新たなサービス提供やサプライチェーンの構築を行うとともに、サプライチェーンの革新を継続し、より効率的で信頼性が高く、収益性の高いものにしていくとしている。この取引は2020年10月末までに完了する予定。
バンガロールを拠点とする食品宅配プラットフォーム「Flipkart」への投資は、新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンにより、オンライン食料品宅配サービスの需要が急増していることを受けてのものだ。これは、Bigbasket、Amazon Pantry、Grofers などの業界の既存のリーダーに挑戦している JioMart などの新規参入につながっている。
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Flipkart は、Ninjacart が顧客に新鮮な農産物を提供したり、ラストマイルネットワークを提供したりすることで、Flipmart の食料品事業「Supermarket」とハイパーローカル事業「Flipkart Quick」の成長に大きな役割を果たすことを期待している。
Flipkart Group CEO の Kalyan Krishnamurthy 氏は、次のように述べている。
我々がテクノロジーを活用して全国の消費者行動の変化に対応していく中で、Ninjacart とのパイロット事業と現在の事業提携は励みになっている。
Ninjacart CEO で創業者の Thirukumaran Nagarajan 氏は、「Walmart と Flipkart のグループからの新たな資金により、何十億人もの人々が食品を安全で利用しやすいものにするというビジョンに一歩近づくことができる」と述べた。
【via Tech in Asia】 @Techinasia
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