【新・Apple Watchレビュー】睡眠に入るためのルーティーンを教えてくれる(3/3)

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スリープトラッキング機能より「Wind Down」

(前回からのつづき)実際のところ、スリープトラッキング機能についてはそこまで感動するものではない。ただ、付随機能である「Wind Down」は眠りにつくための様々なアプローチを提供してくれる。同機能により「Do Not Disturb」機能を徐々に開始し、眠りへと導く仕組みが提供される。

Wind Downではショートカットを作成可能で、音楽のプレイリストやポッドキャスト、読書、ヨガや瞑想など、ユーザーが睡眠に入るためのリラックス用途に応じた行動を促してくれる。ショートカットはロック画面に表示されるため、シームレスなアクセスが可能となる。これら機能は、実質OSレベルの統合で実装されており、スリープトラッキング機能がユーザーの睡眠管理体験に多く関与してくる可能性があることを示している。つまり、スリープトラッキングが仮に実装されていなかったとしてもWind Downは単体で必要性を感じる機能であったのだろう。

今後の期待

スリープトラッキングは、長年スマートウォッチユーザーのウィッシュリストに入っており、ついにwatchOS 7でAppleが実装するに至った。しかし実際のところ、現状においてライフスタイルが直接的に向上するまでの実用性とまでは言えない結果となった。筆者は1週間かけてスリープトラッキング機能を試してみたものの、睡眠管理されることへのプレッシャーからいつも通りのルーティーンへ戻ることを決めた。

とはいえ、Appleは現時点の機能はあくまでバージョン1.0と捉えているはずであり、今後の更なる開発によりUXが劇的に改善される可能性は高い。心拍数がわかるような、より実用的かつ相互の関連性が参照可能なデータを導入することで、例えばユーザーが夜中に目覚めている根本的な原因を追究できるかもしれない。こうした機能の実現は、周囲の騒音測定や睡眠を共にする人物・動物がいるのかなどもデータ同期が必要となるだろう。しかしそれと同時に、プライバシーに対する懸念が集まることが予想されるためAppleは慎重な姿勢を見せていると思われる。

もし既にApple Watchを持っている、もしくはスリープトラッキング機能を試すため購入を検討しているのなら、現時点における同機能への期待は低く設定しておくべきだ。しかしもちろん、特定のユーザーにとっては大いに役立つことも期待できるため、試してみる価値はある。少なくとも、Appleが機能をリリースしているということは何かしらの発見体験が得られることは間違いない。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】