Prezi新発表:教育を楽しく見せる「魔法」のハンドジェスチャー(1/2)

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ハンドジェスチャー

(前回からのつづき)ジェスチャーコントロールを備えたPreziのソフトウェアーー現在パイロットフェーズにあるーーは、ノートパソコンのカメラとコンピュータビジョンを活用し、プレゼンターの手の位置を認識する。そこにユーザーの選択したビジュアルを合成し、手の位置に従った任意の場所にビジュアルを表示する。

ハンドジェスチャーコントロールを使用して講義を行なう教師

この機能を使えば、科学の教師が蚊に関する授業の中でちょっとした魔法を披露することもできる。

PreziVideoは授業を生き生きとさせる

オンライン授業はPreziVideoとハンドジェスチャーコントロールの最も分かりやすい使用例だが、ほかにも企業のトレーニングセッション、製品デモ、ウェビナーをはじめいずれのビジネス領域とも相性はよいだろう。

「クリエイティブなコミュニケーションツールを試験的に導入する教師は、将来のメインストリームへの新しい道であり、ビジネスへの波及効果が見られます。視覚情報が完全なコンテキストを提供したり話題に深みを与えるのに役立つユースケースとして、技術者およびビジネスの専門家が、会議、トレーニング、ウェビナー、製品デモなどといった場面で、ジェスチャーコントロールを使用することを期待しています」(PreziのCEO、Jim Szafranski氏)。

需要

Preziの最新の発表は、起業家や投資家がこの機会をうまく活用したいと考えている、デジタル教育ツールの需要が過去最高に達したタイミングで行われた。ちょうど今週パロアルトを拠点とするEngageliは、大学の教室環境を再現しようとするプラットフォームを介して大学のオンライン学習への移行を支援する著名な支援者と、非公開の出資元から1450万ドルの資金調達を実施した。

Zoomは最近、オンライン授業やイベントにも事業を拡大していることを明らかにした。Strigoは先月、ソフトウェア会社が顧客対応をリモートで行なうのを支援するプラットフォームのために800万ドルの資金調達を行った。

Preziが昨年11月にPrezi Videoをローンチした時には、ビデオコミュニケーションツールの需要が急増することは予測だにしなかったが、世界規模でのロックダウン期間中にリモート学習への急速な移行が進み、需要は一気に増加した。

「Preziは、175か国の教師と、米国の学区域の60%にある1万人以上の学校の教師が、コンテンツを通して一緒の空間にいるというメリットを享受しつつ、画面の向こう側とこちら側とのつながりを維持するため仮想プレゼンテーションを行なうのを目にした」と同社CEOのSzafranski氏は付け加えている。

ジェスチャーコントロール機能は現在、Preziの既存顧客の一部によってテストされており、日付は非公開だがフルローンチ前にフィードバック版の提供を行なう。 Prezi Videoは無料のベーシックプラン以外に、教育者向け月額50ドルのEdu Teamsなど、用途に合わせた様々な料金プランを通して利用できる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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