Apple第4四半期決算:コロナ禍に翻弄された2020年(2/2)

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Appleのティム・クックCEO/Image Credit : Apple

(前回からのつづき)Appleは、6月にオンラインでの開催となったWWDC(Worldwide Developers Conference)で発表された新しいモバイル用OSを完成させるため、ほぼ全員がリモートワークで業務に取り組むという、静かながらも忙しい第4四半期(7月-9月)を過ごした。

9月には新しいApple WatchとiPadを発売、加えてFitness+という、Watchと組み合わせて使うワークアウトのトラッキング、Apple TV、iPad、iPhoneのいずれかと連動するビデオコンテンツという、新たなインタラクティブサービスも発表した。

Fitness+とAppleのサービスをバンドル化したサブスクリプションAppleOneの両サービスをこの四半期(10月-12月)中に開始する。また、macOS Big Surと並び、Appleが開発したARMプロセッサをベースにした最初のMacも同様にこの四半期中に正式に発表する予定だ。

新型コロナウイルスの大流行はこの一年を通して数え切れないほどのビジネスを破壊し、主要なAppleの新製品発表を遅らせ第2四半期(4-6月)の収益に影響を与えたが、同社は強力なオンライン小売インフラを使用して実店舗閉鎖による損害分を相殺し、この嵐を見事に乗り越えた。 MacとiPadの売上は、在宅勤務やオンライン学習のためのデバイスとして新たな需要が急増し、第3四半期(7-9月)にはすべてのエリアでの成長を報告している。

Appleは7月30日に行った第3四半期(4月-6月)の決算報告の中で、8月31日に1対4の株式分割を実施すると公表、8月中旬には株式時価総額が2兆ドルを上回り、株価のピークは9月1日に134.18ドルとなった。時価総額はその後2.3兆ドルを超える高値から下落したが、その後も2兆ドル前後で推移している。

また今回の四半期決算報告では、1株あたり0.205ドルの現金配当も宣言した。これまでの1株あたり0.77ドルから下がっているように見えるが、実際には1対4の株式分割を考慮して上方修正された数値となる。 2020年11月9日時点で株主名簿に記載のある株主に対して11月12日に支払われる予定だ。新型コロナウィルスに関連する予測不可能な事が続いているため、同社は今期(10月-12月)のガイダンスについては発表していない。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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