後藤さんは大学在学中の2007年にゲーム事業を手掛けるポケラボを創業した人物で、300名規模にまで企業を成長させた後の2012年、グリーによる子会社化を経験した連続起業家でもあります。プレースホルダは東京放送ホールディングスやKDDI Open Innovation Fundなどから出資を受けているのですが、こういった事業会社との資本関係の重要性についてこのようなエピソードを教えてくれました。
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中国のバイオテックスタートアップ D3 Bio(徳昇済)はシリーズ A ラウンドで、Sequoia Capital China(紅杉資本)、Matrix Partners China(経緯中国)、シンガポールの政府系ファンド Temasek、Boyu Capital(博裕資本)、上海の製薬会社 WuXi AppTec(薬明康德)から2億米ドルを調達したと発表した。
George Chen(陳之鍵)氏 Image credit: D3 Bio(徳昇済)
別の提出資料によると、WuXi AppTec は、D3 Bio の発行済み株式約16.67%に相当する21,00万ドルのシリーズ A-1 株を購入することに合意したという。D3 Bio は、この新しい資金を使って、がんと免疫の分野でポートフォリオを開発する予定だ。
D3 Bioは、イーライリリー、グラクソ・スミスクライン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アストラゼネカなどの多国籍製薬会社に勤務していた George Chen(陳之鍵)氏が立ち上げた。彼は、米国国立衛生研究所で研究員として働いていた経験もある。
D3 Bio は、既存の標準的な治療法を改善したり、代替したりするための精密医薬品の開発と商業化に注力している。臨床開発から得られた知見に基づいて、免疫・がん分野における新たな疾患ターゲットとデリバリ方法を特定し、患者の疾患を治療するための治療法と患者をマッチングさせている。同社は、前臨床開発において、関連するがんのバイオマーカー、治療法の改善、代替目標を理解することで、創薬と開発を「可能な限り効率的かつ集中的に」行うことができると述べている。
「当社のがん・免疫領域の研究開発プログラムは、現在の充足していない臨床需要に対応し、将来の医薬品開発の基礎となるバックボーンとなる構造を提供することを目的としている。D3 Bio は、社内のコア資産を活用して、フォローオン開発に活用できる強固なポートフォリオを構築していきたいと考えている。(Chen 氏)
バイオテック分野の類似したローカルプレーヤーには、シリーズ B ラウンドで Sequoia Capital や Temasek 傘下の Vertex Ventures などから2億2,260米万ドルを調達した RecBio(端科生物技術)や、先月香港での IPO で4億5,160万米ドルを調達した Everest Medicines(雲頂新耀)などがある。
また、2017年4月に日本法人である株式会社Kaizen Platformを設立し、その子会社としてKaizen Platform USA, Inc.を設置。創業会社であるKAIZEN platform Inc.については、子会社であるKaizen Platform USA, Inc.に吸収合併することで消滅している(Kaizen Platform USA, Inc.が存続会社)。また、2020年4月にはエヌ・ティ・ティ・アドとの合弁会社としてDX Catalystを設立し、株式の49%を取得して持分法適用関連会社化している。
スタディストでは、マニュアル作成や共有により、社員や作業のオンボーディングツールとして使われてきた Teachme Biz が小売業の店舗実現に活用できることに着目。また、既存プロダクトの Teachme Biz のユーザ業種のうち、製造業に続き2つ目に多いのが小売業(13%)であることから、今回 Hansoku Cloud を立ち上げるに至った。
「Hansoku Cloud」 Image credit: Studist
Hansoku Cloud を使うと、店舗のタイプ(都市型店舗、郊外型店舗など)に応じて、本部から店舗への指示内容は一元化される。TeachMe Biz で培われた UI をもとに、文字だけに依存しないわかりやすい説明で指示されるため店舗の負担も軽減される。ドラッグストアなど Hansoku Cloud をパイロット利用するユーザでは、従来に比べ販促対象商品点数27.7%向上したという。
Hansoku Cloud の発表会見に登壇したスタディスト代表取締役の鈴木悟史氏は、TeachMe Biz が導入企業の業種を問わない「Horizontal SaaS」であるのに対し、Hansoku Cloud は小売業の販促支援に特化した「Vertical SaaS」であることを強調した。Teachme Biz のユーザアカウント数は28万件であるため、その13%に相当する3.6万件以上が Hansoku Cloud の潜在顧客になると見られる。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、企業各社における社員の Web 研修や新入社員の研修の方法は大きく変化した。ビジュアルベースの手順書と遠隔で研修ができるトレーニング機能を強みとする Teachme Biz の導入企業も増え、導入企業における人材育成効率(従来の集合研修と比べた場合の習得率)は平均で31.2%向上が見られたとしている。