
空飛ぶタクシーの実現を目指すドイツ発の航空系スタートアップLiliumは、2025年にフロリダをベースとした半径185マイルに渡る初のモビリティーネットワークハブ構築プランを公開した。
同社によれば、不動産開発会社のTavistock並びにオーランド市とパートナーシップを締結し、フロリダを米国第一号の「先進的空中モビリティー地域」として位置付けていくという。Lilium最初のエアポートステーション(vertiport)は、オーランドにて空中都市(Aerotropolis)と呼ばれるLake Nona地域に建設される予定だ。
もちろん実際に空飛ぶタクシーが登場するのはまだ未来の話だが、eVTOLを採用して取り組みを続ける中でもLiliumは一歩前進していると言えるだろう。同社は以前から2025年までの空飛ぶタクシー実現を公言していたが、まさにそれを裏付けるスピード感で事業成長を遂げている。
2015年設立のLiliumは、ドライバーと乗客が4人まで乗車できる垂直離着陸型のジェット機を生産するスタートアップ。同社のヘリパッド(垂直離着陸用の飛行場)は、屋上から沿岸沿いまであらゆる都市環境に建設可能で、Uberのようなモバイルアプリから乗車予約をすることができる。
Liliumの競合には、今年初めに4,000万ドルを調達したVolocopterが挙げられる。また、UberもUber Elevateと呼ばれる飛行型タクシーサービスを発表しており、競合となることが予想されている。(次につづく)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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