中国コスメブランド「Perfect Diary(完美日記)」運営、米国IPOで最大1億米ドル調達へ

SHARE:

Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから


メイクアップブランド「Perfect Diary(完美日記)」を所有する Yatsen Holding(逸仙控股)は、最大1億米ドルの資金調達を目指して、米国証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を申請した。

Image credit: Perfect Diary(完美日記)

2016年に設立された広州に拠点を置く同社は、低予算の商品で若い消費者をターゲットにしており、3つの化粧品とスキンケアブランド——Perfect Diary のほか、「Little Ondine(小奥汀)」「Abby’s Choice(完子心選)」——を展開している。

同社は今回の IPO で得た資金を、事業運営やその他の一般的な企業目的のほか、潜在的な戦略的投資や買収に充てる計画だ。また、目論見書によると、データ分析技術や製品・製剤の研究開発を強化し、オフライン店舗のネットワークを拡大していくという。

今年9月30日に終了した9ヶ月間では、同社は、3つのブランドが、サードパーティの小売店や卸売業者などの中間業者を介さず顧客に直接製品を販売することで、2,350万人の顧客にサービスを提供したと主張している。9月現在、中国では90以上の都市に200以上の店舗を展開している。

しかし、同社はまた、目論見書によると、2020年9月30日に終了した9ヶ月間で12億人民元(約187.2億円)の純損失を計上している。昨年の同時期の9ヶ月間では、2,910万人民元(約4億5,400万円)の純利益を計上していた。

Yatsen は今回の IPO 申請の前のラウンドで、Tiger Global Management, Hopu Management Investments(厚樸投資)、Boyu Capital(博裕資本)から1億米ドルを調達し、評価額は20億米ドルに達した。同社はまた、Hillhouse Capital(高瓴資本) 、Sequoia China(紅杉資本)、ZhenFund(真格基金)からも支援を受けている。

また、10月には、フランスの製薬・皮膚化粧品グループ Pierre Fabre からフランスのスキンケアブランド「Galenic」を買収する契約を締結している。

CIC のレポートを引用した Yatsen の目論見書によると、中国の美容市場は2019年から2025年の間に299億米ドルの成長が見込まれており、同期間の世界の美容市場全体の成長率の60%近くを占めているという。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】