
ピックアップ:Road trippers can rejoice as RVshare raises over $100 million to grow its RV rental business
ニュースサマリー:RV(Recreational Vehicle、レクリエーションビークル)シェアリングのマーケットプレイスRVShareは10月、1億ドル規模の資金調達を発表している。同ラウンドにはHomeAwayなどへの投資も手掛けるTritium Partners、Kohlberg Kravis Robertsが共にリード投資家として参加。2018年に5000万ドルを調達して以降、初の資金調達となった。
話題のポイント:米国におけるRVマーケットプレイスでは、今回調達を発表したRVShare、またOutdoorsyが二台巨頭となっています。両者はともに、著名VCであるAndreessen Horowitzが公開した「The a16z Marketplace 100」にてトラベルカテゴリーにリスティングされています。
パンデミック発生以降、国内トラベルに需要が集まり続けたことに加えて、Shelter-in-Place期間が長続きしたことで、自然と触れ合う需要が同時並行で増える傾向があるようです。The Driveが公開したデータによれば、RVShareの4月から5月にかけての総予約数は650%も増加したそうです。
RVShareは2020年の同市場トレンドを、国内向けのトラベル需要増加に伴い今までのキャンピングスタイルにRVが加わった年になったとの見解を述べています。以下が、同社がパンデミックを通して発見した気付きです。
- 60%以上の顧客がRVを初めてレンタルし、次回予約の意欲を持っている
- 31%以上の顧客は、RVにペットフレンドリーさを求めている
- 平均して、RVレンタルにかかる一日の費用は200ドル
- アメリカにおける最もポピュラーなRVレンタル地域:Anchorage、Los Angels、Ft.Worth、Tacoma、Portland
- 48%以上の顧客が、RVのデリバリーサービスを求めている
Airbnbが中長期宿泊にプラットフォームコンセプトを切り替え始め、ワーケーションスペースとしての市場獲得を狙う中、RVも同様な市場の需要を満たせるサービスとなる可能性は大いにあります。
トラベル市場は2020年から2021年にかけて大きく様相を変化させていますが、徐々に求められているものが浮かびあがってきました。Airbnbは今年末にも上場が控えていますし、市場予測と共に彼らが示すタイムラインには大きく注目したいと思います。
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