StripeのAPI戦略はアフリカ市場へ、決済API「Paystack」を2億ドルで買収

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Stripes + Paystack

ピックアップ:Stripe acquires Nigeria’s Paystack for $200M+ to expand into the African continent

ニュースサマリー:Stripeは10月15日、アフリカ大陸にてペイメント事業を営む「Paystack」を約2億ドルで買収したと発表している。同社はナイジェリア・ラゴス発のスタートアップ。Stripeと同じく、APIを介したオンライン決済サービスの提供をしている。

話題のポイント:Stripeは今年4月に、総額6億ドルの資金を調達していましたが、その際にAPIベースのフィンテック市場拡大を進めていくという指標を公開していました。まさに、今回の買収は新市場におけるAPIを軸とした決済インフラを獲得することを目的とした動きと言えるでしょう。

Paystackによれば、主にアフリカ大陸にて6万社以上が同社サービス導入しており、FedEx、UPS、AXA Mansardに加えてラゴス内国歳入庁など政府機関も利用しているとのこと。また、Stripeによればアフリカ大陸におけるeコマース市場は年次で21%増と、世界平均を75%上回るペースを記録しているとしています。

もちろんCOVID-19により、より一層インターネット中心の経済が活性化することも予想され、StripeにとってみればPaystack買収は本格的なアフリカ市場への参入布石だったとなりそうです。ちなみに両社はYC卒業生でもあり、エコシステムの広がりという点でも興味深いです。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆

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