マネーフォワード「HIRAC FUND」1号ファンドの調達をクローズ——立命館と学生向け起業家育成プログラムを開始

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Image credit: Money Forward Venture Partners

マネーフォワード(東証:3994)傘下のスタートアップ支援に特化した子会社マネーフォワードベンチャーパートナーズ(MFVP)は1日、今年7月に発表した「HIRAC FUND(ヒラクファンド)」の1号ファンドの調達をクローズし、調達総額が30.4億円に達したことを明らかにした。組成発表時には、30億円規模を目標に設定していた。組成発表時には含まれていなかった、GMO Venture Partners、静岡銀行(東証:8355)、東海東京インベストメント、日本 M&A センター(東証:2127)、日本生命、松井証券(東証:8628)、リコーリース(東証:8566)といった金融系企業が LP に追加されたのが目立つ。

MFVP はファンド発表時にすでにスタートアップ3社への出資を明らかにしていたが、新たに10月にはエドテック事業を手掛ける Go Visions、11月にはシェアサロン事業を手がける SALOWIN に出資したことが明らかになっている。これまでの事例から、いずれの社への出資もシードラウンドでそれぞれ数千万円程度の出資と見られる。MFVP では、マネーフォワードが創業から上場までに培った経験や知見、グループ各社を含む内部リソースを活用し、投資先の人材・採用支援や広報戦略などもハンズオン支援する。

また、マネーフォワードは京都の学校法人である立命館の社会起業家支援プラットフォーム「RIMIX」と連携し、学生の起業を応援する「起業家育成プログラム」を始める。RIMIX は2019年9月にスタートした、社会課題解決に貢献する人材・マインド養成から起業支援までの取り組みを、学内外の連携によって拡充を図るプラットフォーム。

マネーフォワードと RIMIX は連携第一弾として、MFVP 代表パートナーの古橋智史氏と、立命館大学出身で不動産テックスタートアップすむたす代表の角高広氏によるオープンゼミを12月8日に立命館朱雀キャンパスとオンラインで開催する。マネーフォワードと立命館の両者は、変化の多い時代で社会課題解決に挑戦する人材・マインドを養成し、With/Afterコロナの日本経済発展に寄与していきたいという。また、学生とスタートアップの架け橋となり、インターンの創出など業界全体の発展にも貢献するとしている。