保険営業DX支援のhokan、シリーズAで2.5億円を調達——Sansanとは資本業務提携

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「hokan」のチームメンバーと、今回ラウンドに参加された投資家の皆さん。前列左から2人目が、創業者で代表取締役の尾花政篤氏。
Image credit: hokan

保険営業向け顧客・契約管理 SaaS「hokan」を運営する hokan は15日、シリーズ A ラウンドで2.5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドは Archetype Ventures がリードインベスターを務め、Sony Innovation Fund、Sansan(東証:4443)、BEENEXT が参加した。

BEENEXT は、2018年に明らかにされたプレシードラウンド、シードラウンド、2019年1月に明らかにされたプレシリーズ A ラウンドに続く参加、Archetype Ventures と Sony Innovation Fund はプレシリーズ A ラウンドに続く参加となる。Sansan とは資金調達に加え、業務提携を伴う。

hokan が提供するのは、保険代理店向けの営業を支援するためのクラウドサービス。10〜15人程度の営業人材を抱える中小規模の代理店を主なターゲットとしている。保険業法の改正などから、顧客との商談記録や勤怠管理の徹底が義務化される中、保険業界でこれまで利用されてきたシステムは時代遅れなものが多く、蓄積されたデータを経営に活かすことが十分にできていなかったという。

これまでは、保険営業の業務効率化や監査対応を中心にしてきたが、今後、hokan でデータが見える化されることで、「この人に商品を提案したらいいよ」「この商品を提案したらいいよ」といった、データに基づいたアジリティの高い営業が可能になる。

カスタマサクセスを立ち上げ、代理店の全員(営業担当者、アシスタント、マネージャー)に使ってもらえることが見えた今、今回の資金調達は、より多くの代理店に使ってもらえる汎用的なサービスを開発したり、広告宣伝したりするためのものだ。(代表取締役 尾花政篤氏)

「hokan」のダッシュボードの画面
Image credit: hokan

保険代理店はインセンティブは高い業界だが、今までそのマネジメントは、営業担当者の経験や勘によるものが大きかった。これをよりデータに基づいた形にすることで、hokan は複数の保険を取り扱う代理店が、顧客に対して、より的確な提案ができる進んだ経営ができる仕組みづくりを支援していく。

とかく紙による資料が多い保険業界だけに、データをいかにデジタル化していくかというのも大きな課題だ。名刺という紙媒体のデジタルデータ化で業界最大手の Sansan と業務提携することで、hokan では保険証券のデータ化にも着手したい考えだ。

これより前、Sansan と hokan は今年2月に業務提携を発表。Sansan の「Eight 企業向けプレミアム」の名刺データの hokan へのインポート機能の提供、Eight 企業向けプレミアムを導入した hokanユーザ の保険代理店に対し「Eight 専用高性能スキャナー」の無償提供を実施していた。

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