生まれ変わったAirbnbのNPO活動「Airbnb.org」、医療従事者などに向けて無料で宿泊場所を提供

SHARE:

ピックアップ:Introducing Airbnb.org

ニュースサマリー:新規上場を果たしたAirbnbは新たなNPO「Airbnb.org」の立ち上げを発表している。これは、難民や災害の被害者、特にCOVID-19に携わる医療従事者に向けて無料で宿泊場所を提供する取り組み。非営利団体の運営に対して40万株の同社株式をコミットし、さらに共同創業者のBrian Chesky氏、Joe Gebbia氏、Nate Blecharczyk氏が600万ドルを寄付するという。

Airbnb.orgを通して無償開放に賛同するホストは、施設のプロフィール欄に特別なバッジを得られる。

話題のポイント:先日、無事に上場を迎えたAirbnb。初日で、トラベル市場の代表格Booking.comやExpediaなどOTA企業の時価総額を上回り、好調な滑り出しを見せています。今回、同社が公開したNPOは以前より進めていた「Airbnb Open Homes」を新しい形で正式に非営利組織化したものです。2012年にNYを襲ったハリケーン・サンディーの被災者に向けてホストが自宅を無償で解放したのが始まりだと言われています

特に、COVID-19の際には医療従事者向けにも同プログラムを適応しキャンセル手続きへの返金に追われていたにもかかわらず、約10万の施設を無償開放するなどAirbnbの社会的貢献活動でも評判高いものでした。

Airbnb.org運営において重要視するのは「平等性とインクルーシブ」な環境構築。難民や被災者が、平等かつ積極的に同プログラムを利用できるよう、運営ボードメンバーも多様なチームで構成されているとのこと。リリースによれば、80%が女性、40%がマイノリティーで構成されているとしています。

Airbnbのプラットフォーム自体はCOVID-19以前/以降で様相が多少変わりつつありますが、時価総額が示しているように民泊プラットフォームとしての市場期待は非常に高くあります。2021年以降、NPO含みどのような成長戦略を取るのか楽しみです。