コーヒーのサブスク「PostCoffee」がD2C&Co.らから資金調達、渋谷MODIを皮切りに全国でポップアップストア展開へ

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Image credit: Post Coffee

コーヒーのサブスクリプションサービス「PostCoffee」を運営する POST COFFEE は、直近のラウンドで資金調達を実施したことを明らかにした。ラウンドステージ、調達金額は非開示。このラウンドに参加したのは、 D2C&Co.、三井住友海上キャピタル、サムライインキュベート、セレス(東証:3696)。

セレスの出資は、PostCoffee が昨年した5,000万円の調達ラウンド(朝日メディアラボベンチャーズ、インキュベイトファンド、エンジェル投資家榊原啓氏のスタディーズ)の参加に続くものだ。D2C&Co. は、丸井グループ(東証:8252)が今年2月に設立を発表した D2C(direct to consumer)スタートアップとの協業・共創に向けた新会社である。

POST COFFEE では、丸井グループが東京・渋谷で展開するショッピングモール「渋谷MODI」の 1F で、12月12日〜15日にコーヒー ボックスのカスタマイズを体験・購入することのできるポップアップストアを開店・営業することも明らかになった。

POST COFFEE は、 東京・富ヶ谷でデジタルクリエイティブ制作会社を営む下村領氏(CEO)と下村祐太朗(COO)の兄弟が2018年3月に設立したスタートアップ。アプリを使ったコーヒー診断をすることで約15万通りの組み合わせから、その人のライフスタイルに合ったコーヒー、淹れ方、頻度、価格を提案し、専用のコーヒーボックスが届くサブスクリプションサービスだ。

2019年3月から Post Coffee のベータ運用、2020年から正式運用を開始した。ベータ運用中(2019年3月〜2020年1月)に比べ、直近の半年(2020年2月〜10月)は会員登録数が10倍に成⻑(会員実数は非開示)、コーヒー診断が行われた回数が累計10万回を突破したという。

同社では今後、資本業務提携を行った D2C&Co. などパートナー企業との連携、コーヒーや RTD(Ready-to-Drink)製品の生産や製造体制の強化、マイクロロースターと消費者を結ぶプラットフォームの構築、エンジニア、マネージャークラスの人材採用などを強化する。丸井グループとは、全国のリアル店舗でコーヒー体験が提供できるよう、OMO のユーザ体験の構築を目指すとしている。

via PR TIMES

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