テスラやアマゾン株を無料配布、ソーシャルトレーディング「Public」が人気のワケ

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ピックアップ:Public.com Secures $65M Series C For Social Investment Network

ニュースサマリー:ソーシャルトレーディング「Public」はシリーズCにて6500万ドルの資金調達を実施したと発表した。リード投資家には、シリーズA・BをリードしたAccelが参加している。

話題のポイント:株式トレーディングとSNS性を掛け合わせたPublic。ウィル・スミス氏のファンドDreamers VCも出資していることで著名なスタートアップです。ミッションには「Open the Stock Market to Everyone by making it inclusive, educational, and fun」を掲げており、株の取り引きの民主化を目指しています。例えば「Educational」の観点で投資家の公開ポートフォリオを閲覧出来るなどSNS性を持たせたり、投資方法も1株未満で購入することが可能な「Fractional Investing」を採用するなど、小額から投資を始め金融リテラシーを高められるプラットフォーマーの座を狙っているように感じます。今後は、サブスクリプションサービスの導入も検討していると同社ブログで述べられており、金融リテラシー教育、SNS、投資を包括的に含めたサービス展開が想像されます。

Publicでは、アカウントセットアップを完了すると無料で最大20ドル相当の株をスタートポイントから手にすることができるのも大きな特徴です。口座登録もアプリ上で氏名や生年月日、SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)を入力すればその場ですべて完了するのでシームレスに株式投資のフィールドへ足を踏み入れることが可能です。

実際に筆者が登録した際は、無料で獲得できる株式は5ドル相当になっていて、企業もTeslaやDisney、Shopify、Beyond Meat、SPDR、Amazon、Pinterest、Zoom、Appleから選択するフローとなっていました。アプリ自体のUIUXも投資アプリといよりは、SNS性がとても強く親しみやすい印象を受けます。また、テーマ投資(女性CEOの企業・自動運転の企業など)にも対応しており、投資に対する最初の一歩を極限までに引き下げています。

ミレニアル・Z世代を株式投資の世界に引き込むうえで、Publicのようなリテラシー教育からSNSまで全てを包括的に含んだサービスは今後のメジャーになるかもしれません。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆