人の目解像度のVRヘッドセット「Varjo」:製品デザイナーなどの専門家がターゲット(2/3)

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VarjoのVRヘッドセットは医療や企業向けのアプリで利用することができる
Image Credit: Varjo

(前からのつづき)「XR-3」および「VR-3」は写真のようにリアルなVRを必要とするプロ用アプリを対象としている。この種のヘッドセットを構築するには多くの労力と経費がかかる。同社は2016年に設立され、これまでに1億ドルを調達した。現在の従業員数は130名だ。Mäkinen氏によると、最大手の顧客は機器を数百台単位で購入する。また最初の顧客は億万長者で、これを娯楽目的で購入したと付け加えた。

Mäkinen氏はこう冗談を言った。

「おそらく今回は、百億万長者を獲得できるでしょう。『Half-Life: Alyx(訳註:VRゲームタイトル)』はこのヘッドセットで見るととてもすばらしいですよ」。

新しいアプリ

Varjoはプロダクトデザイナーなどの専門家をターゲットとしてXR/VRヘッドセットを開発している
Image Credit: Varjo

Mäkinen氏によると、新しいヘッドセットはパイロットやフライトクルーに比類のないレベルのリアルなVRを提供し、厳格なトレーニングやシミュレーションに必要な正確な感覚を再現する。デザイナーやクリエイターは3Dビジュアライゼーションを作成する上で、従来のヘッドセットよりもはるかに鮮明にテクスチャ、反射、色、テキスト、曲率、形状の角度といったものを表現することができる。

ファーストレスポンダーや医療チームは没入型VRで一緒にトレーニングでき、あらゆる医療シナリオにおける作業方法やコミュニケーションおよび迅速に対応する方法を改善することができる。

「私たちは前世代で何百人もの顧客にVRと複合現実のヘッドセットを提供してきました。今回は第3世代の製品となります」。(Mäkinen氏)

(次へつづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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