遊び心あるAIチャット体験が新鮮、Z世代向けお金管理アプリ「Cleo」

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What would you do with $44 million? Asking for a friend

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ニュースサマリー:フィンテックスタートアップ「Cleo」はシリーズBにて4400万ドルの資金調達を発表した。リード投資家にはEQT Venturesが参加し、既存投資家のBalderton Capital、LocalGlobe、SBIも同ラウンドに参加している。同社はAI・機械学習を搭載したフィナンシャルアドバイザーアプリを提供するスタートアップ。ロンドンをベースに特にジェネレーションZ世代を対象としたユーザーをターゲットとしている。

話題のポイント:Cleoは利用者の支出・貯金管理をAIチャットボットを通して最適化してくれるアプリです。支出管理のAiをベースとしたアプリやサービスは今まで多くあったものの、結局最後は「エージェントへお繋ぎしますか?」となってしまい、シームレスな体験が作られていなかったことが、Cleoの始まりだと同社サイトで述べられています。

Cleoでは、AIと機械学習を最大限に利用し、まるで友達とのチャットのように資産の管理を手伝ってくれると同時に、チャット量や資金のリクイディティーが増えるほど機械学習により個人に最適化してくれます。上図のように、Cleo側の冗談に「F*ck」と返信しても、コンテキストそのままで返事をしてくれるシームレスぶりです。

Cleoでは、COVID-19により収入に影響を受けたユーザーを自動で判断し、「Rnadom Acts of Relief」と呼ばれる毎週250ドルが当たるくじに参加できるなど、ジェネレーションZ世代に沿った遊び心も忘れていません。これは逆に言えば、Cleoにおけるユーザーのファイナンス情報の質は相当高く溜まってきているということでしょう。Cleoでは、給料先払いのサービスも提供しており、ユーザーの必要な分だけ先払いの対象にできるという特徴を持っています。そのため、過度な手数料を取られることなく、実績に応じて25ドルから100ドルの範囲で先払いサービスを受けることが可能です。

Cleoは確かにフィンテックサービスですが、他のフィナンシャルマネージメント系アプリよりも、さらにジェネレーションZ世代の「遊び心」に踏み込んだUI/UXを導入しており、こういった支出管理体験がCleoから広がる可能性も充分に考えられます。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆

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