蘇州に続き深圳でもデジタル人民元を抽選配布、マイニングリグメーカーが新事業など——年末年始の中国ブロックチェーン界を振り返る

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Image credit: TechNode/Xuewen Song

蘇州がデジタル人民元の抽選配布を終えたわずか数日後、深圳では第2回目のデジタル人民元の配布抽選会を開始した。一方、北京にはデジタル人民元での支払を受け付けるカフェが現れた。Ebang(億邦)は2021年第1四半期に仮想通貨取引所を立ち上げる予定で、同業の Canaan(嘉楠)は意外なパートナーとマイニングに乗り出している。中国の取引所の1つが破産したと報じられ、香港の Huobi(火幣)と OKex の株価は大きく上昇して新年を迎えた。中国の大手 EV メーカーがビットコイン決済受け入れを発表したことを謝罪した。

デジタル人民元の社会実装

  • 広東省深圳市は、中国人民銀行のデジタル通貨「デジタル人民元」を流通させるための第2回デジタル人民元抽選会を開催する。登録は深圳市の住民を対象に1月1日から4日まで実施された。同システムは10万人を選び、選ばれた人は200人民元(約3,180円)相当のデジタル通貨の入った「Red Envelope(紅包)」を受け取れる。今回の配布額は、過去2回の抽選会で配布された金額の2倍だ。1月7日から17日まで換金可能。深圳市政府
  • 12月下旬にデジタル人民元の配布抽選を実施した蘇州市政府が発表したデータによると、配布された資金の55%がオフラインで使用され、残りの45%は JD.com(京東)など EC プラットフォームでのオンライン取引に使用された。新浪金融
  • 北京でデジタル人民元を受け入れた最初の場所は、西南部の豊台区にある Mancat Cafe(漫猫咖啡)だ。ホワイトリストに登録された試験参加者は、デジタル人民元を使い、このコーヒーショップで支払うことができるようになった。新浪金融

仮想通貨マイニングリグメーカーが事業拡大

  • 仮想通貨マイニングリグメーカーの Ebang(億邦)は12月31日、2021年の第1四半期に新たに仮想通貨取引所のテストを開始すると発表した。NASDAQ に上場する同社の株価はkもの発表以来、17%上昇して7.14ドルとなった。Ebang=億邦
  • 2020年の短報を発表してから勢いを取り戻すのに苦労しているマイニングリグメーカーの Canaan(嘉楠)が、上海のゲーム販売会社 The9(第九城市)と提携し、マイニング事業を立ち上げようとしている。World of Warcraft のゲームパブリッシャー Blizzard Entertainment が2005年にライセンスを NetEase(網易)に売却するまで、中国では The9 がこのゲームタイトルを提供していた。The9=第九城市

仮想通貨取引所をめぐる動き

  • 中国の仮想通貨取引所「FCoin」が全従業員を解雇した。同社は分散型モデルに移行する。記者の Collin Wu 氏によると、中国最大の取引所倒産だという。Wu Blockchain
  • 仮想通貨取引所 Huobi(火幣)とOkexの株式は、1月4日に2021年の初日を迎える香港市場が開場するやいなや、大幅な利益を上げている。本稿執筆時点で、Huobi の株は62%上昇し、Okex は21%急騰している。

EV メーカーの先走り

  • 国営 EV メーカーの Nio(蔚来)と国有自動車大手 GAC(広州汽車)の合弁会社は12月31日、中国の大手企業としては初となるビットコイン決済の受付を開始すると発表した。しかし、同社は同日、金融規制当局の承認を得ておらず、検討が足りなかったとして、すぐに謝罪した。中国新聞

【via TechNode】 @technodechina

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