CES 2021 ベストガジェットたち:360°の没入型体験を提供するパナソニックの「Illuminarium」(2/7)

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パナソニックの最新の技術「Illuminarium」による映像
Image Credit: Panasonic

Illuminarium

(前回からのつづき)筆者はスタートレックのホロデッキを心待ちにしている。だがその実現よりも「Illuminarium」という「大規模エンターテインメントスペクタクル」の方が早そうだ。Illuminariumはパナソニックのレーザープロジェクターを使って360°の没入型体験を生み出す。

ユーザーはアフリカのサファリのど真ん中でインタラクティブなやりとりもできる。「Illuminarium Experiences」は2021年半ばにアトランタで最初に開設され、次いでマイアミ、ラスベガスを予定している。リアルな物理環境が没入型映像と融合する3万平方フィートの会場で、インタラクティブなストーリーを展開することがねらいだ。会場では、パナソニックの最新鋭のネイティブ4Kレーザープロジェクション技術で輝度5万LM、4K解像度、鮮明色を備えた「PT-RQ50K」を使用している。会場そのものを購入することはできないが、いつか、チケットを購入して中に入ることができるだろう。

SenseGlove Nova VR触覚グローブ

VR内で触覚を提供するSenseGlove Nova
Image Credit: SenseGlove

SenseGloveはモーショントラッキング触覚グローブを制作している。このグローブはフォースフィードバックを備えた外骨格グローブであり、VR内でモノを動かしたり触ったりすることができる。VRの世界で何かを触ったときに、形、硬さ、抵抗といった感覚をシミュレートできる。企業向けであり、価格は5,000ドル。主に、複雑な機械や危険物の取り扱いなど専門家のトレーニングを目的としている。

筆者は未体験だが、おそらくユーザは枕の柔らかさなども感じ取ることができるだろう。各指の摩擦ブレーキに取り付けられたメカニカルワイヤーでフィードバックを生み出す。100社以上が試用しており、3月に出荷を開始する予定だ。(次のガジェットにつづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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