中国テック大手が揃って預金商品の取扱から撤退、金融当局の規制強化受け【報道】

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Image credit: Ant Group(螞蟻集団)

Alipay(支付宝)、JD Digits(京東数科)、Didi Finance(滴滴金融)は、当局が関連規制を発表してからわずか数日後、アプリからすべての有利子定期預金商品を完全に削除した。TechNode(動点科技)は、銀行預金商品が Alipay から削除されたことを独自に確認している。

重要視すべき理由:この動きは、サードパーティのフィンテックプラットフォームを通じて販売された定期預金に対する1ヶ月間の取り締まりの集大成だ。これは規制当局が中国のテック大手を抑制しようとする中、フィンテックに対する規制強化の一環として行われてている。

  • 中国銀行保険監督管理委員会(CBIRC)は1月27日、銀行や保険会社とフィンテック企業との協力関係をさらに精査すると発表した

完全措置:Alipay、JD Digits、Didi Finance の3社は12月27日時点で、ユーザが銀行への既存預金を増やすことができるアプリポータルを閉鎖していたと中国メディアが報じた。預金が満期を迎えれば、残高は口座に戻されるという。

中間措置:12月15日、中国人民銀行金融安定局局長の Sun Tianqi(孫天琦)氏は、預金商品に関する銀行とフィンテックプラットフォームの提携を「無免許運転」に例え、規制当局の監督が強化されると警告した。

  • Ant Group(螞蟻集団)は12月18日、中国最大のインターネットプラットフォームの中で初めて、Alipay の金融マーケットプレイスでの銀行預金商品の販売を停止した。同社は規制当局の要求に従ったとしている。
  • Tencent(騰訊)、JD Digits、Baidu(百度)の「Du Xiaoman(度小満)」が3日後に続いた。これらのポータルは、過去に定期預金を購入したアプリユーザがまだアクセスできるようになっていた。
  • CBIRC は1月15日、サードパーティーのインターネットプラットフォームで、定期預金を含む銀行預金商品の販売を完全に禁止した。

リスク:小規模な地方銀行は、フィンテックプラットフォームを通じて、7%という高金利の定期預金を宣伝していた。

  • 規制当局は、これらの銀行はリスクが高く、銀行間融資のより厳しいプロセスを経ずに、オンラインプラットフォームを利用してバランスシートの流動性を汲み上げ、負債からの圧力を解放していると主張してきた。
  • 1月15日の規則施行後も、小規模な地方銀行は定期預金の販売を許可されているが、独自のチャネルを使って広告や販売を行わなければならない。新安銀行、藍海銀行、無錫錫商銀行は、定期預金を独自アプリに移行すると発表したと、環球時報が報じた

【via TechNode】 @technodechina

【原文】