
Image credit: Beenext
シンガポールを拠点とするベンチャーキャピタル BEENEXT は2日、Faiz Rahman 氏をインドネシア投資のパートナーに昇格させたとを発表した。
Rahman 氏は新しい役割のもと主にアーリーステージ(プレシードからシリーズAまで)のスタートアップに主に焦点を当て、インドネシアでのテック投資を指揮することになる。また、彼はまた、東南アジアにおけるネットワークの拡大をリードすることになる。インドネシア大学を卒業した Rahman 氏は、投資、成長、戦略、起業家精神などさまざまな分野で8年間の経験を持つ。
Rahman 氏は BEENEXT における以前の役割で、インドネシアの創業者やパートナーのためのコミュニティを構築した。BEENEXT に参画する前は、Lepaya や gojek でグロースと製品戦略の役割を担っていた。また、Convergence Ventures に在籍していた。過去には、GoodJobs という会社を設立している。
BEENEXT 創業者の佐藤輝英氏は次のようにコメントしている。
新しいパートナーとして Faiz 氏を迎え、仲間の創業者・共同投資家・地元エコシステムの専門家とのコラボレーションの多くの機会を求め、インドネシアの黄金時代に向けたデジタル経済の成長に貢献できて我々は幸運だ。
また、BEENEXT は現在パートナーである Hero Choudhary 氏をマネージングパートナーに昇格させたことも発表した。Hero Choudhary 氏はこのポジションで、IPO をはじめ、スタートアップの成長段階に応じた投資先企業の創業者をサポートしていく。
2015年にローンチした BEENEXT は、これまでにインドで80社以上、東南アジア全体で51社以上のスタートアップに投資してきた。東南アジアと日本での投資で注目すべきは、Zilingo、Sendo、Trusting Social、Ralali、Amartha、Dekoruma、Mekari、Zenius、Sentient、そして日本最大のHR SaaS 企業である SmartHR だ。合計200社以上のスタートアップに投資し、グローバルに展開している。
BEENEXT は2019年、1億1,000万米ドル相当のアーリーステージに特化したファンドを新たに立ち上げ、TrustMedis と Akseleran に投資した。インドネシアは東南アジアで最も人口が多い国であり、国内外の VC に気に入られる国となっている。インドネシアの著名なローカル VC には、East Ventures、Alpha JWC Ventures、Prasetia Dwidharma、Convergence Ventures などがある。
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