政府の規制強化で「Kuaishou(快手)」のIPOに赤信号、おひとり様経済の台頭など——中国テックシーン・アップデート

SHARE:
短編動画アプリ「Kuaishou(快手)」
Image credit: Kuaishou(快手)

ライブストリーム e コマースの規制強化は、Tencent(騰訊)が出資する Kuaishou(快手)の香港 IPO に影を落としている。Alibaba(阿里巴巴)の10月〜12月の四半期の業績は市場予想を上回った。「おひとり様経済(シングルエコノミー)」の影響で、小型家電や食品のネット販売が好調。Tencent が支援する求人サイト「Boss Zhipin(BOSS 直聘)」がアメリカでの IPO に向けて準備を進めている。

Kuaishou IPO のリスク要因

短編動画アプリ「Kuaishou(快手)」の潜在的な収益成長エンジンである EC ライブストリームへの規制強化は、Douyin(抖音)の競合である同社の香港上場が間近に迫っている中で不確実性をもたらしていいる。アナリストによると、中国政府による規制強化は、活況を呈する市場の勢いを鈍らせ、関係企業の収益性に悪影響を及ぼす可能性があるとという。South China Morning Post、南華早報

Alibaba の収益が市場予想を上回る

Alibaba Group(阿里巴巴集団)アリババ・グループは、12月四半期の売上高が市場の予想を上回り、クラウドコンピューティング事業では史上初の黒字を計上した。10月〜12月の四半期四半期の収益は前年同期比37%増の2,210.8億人民元(約3.6兆円)、非 GAAP ベースの希薄化後1株当たり利益は前年同期比21%増の22.03人民元(約360円)となった。動点科技

おひとり様経済の台頭

中国の EC プラットフォーム「Pinduoduo(拼多多)」やニールセンのレポートによると、一人住マイの独身者向け商品やサービスの生産・消費などを意味する「おひとり様経済」が中国で成長しつつある。中国政府は、コロナウイルスの感染急増を防ぐため、今後1週間の春節休暇中の旅行を制限するよう人々に呼びかけているが、これが炊飯器や冷蔵庫などの小型家電製品の販売や、食品の小分けなどのマーケティングを後押ししている。中国では、高齢者向けの「シルバーエコノミー」や下級都市に住む若者向けの「小さな町の若者エコノミー」が認知されてきており、市場の細分化が進んでいる。Pandaily

求人サイト「Boss Zhipin(BOSS 直聘)」がIPO

中国のオンライン求人サイト「Boss Zhipin(BOSS 直聘)」は、3億米ドルの資金調達を目指してアメリカ株式市場に進出するため、ゴールドマン・サックスと UBS を引受会社に選んだ。Zhipin は今年中に株式を公開する予定だ。CEO の Zhao Peng(趙鵬)氏は2019年7月、同社はすでに黒字化したと述べていた。IPO 早知道

年末休暇中のオンライン支出が急増

1月20日〜31日に Aliibaba の物流ネットワーク「Cainiao(菜鳥)」で処理された春節用の小包は、昨年の連休前準備期間(1月6日〜17日)と比較して50%急増し、休暇中のオンライン購入が増加していることが明らかになった。新浪

オンライン旅行が投資家の関心を回復

香港に拠点を置くオンライン旅行プラットフォーム「Klook(客路)」は、2億米ドルを調達しシリーズ E ラウンドをクローズしたと発表した。Aspex Management がリードインベスターを務め、Sequoia Capital China(紅杉資本)、ソフトバンク・ビジョン・ファンド1(SVF1)、Matrix Partners China(経緯中国)、Boyu Capital(博裕資本)などの既存投資家が参加した。財新

【via TechNode】 @technodechina

【原文】