Luckin Coffee(瑞幸咖啡)、米国で破産申請

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北京にある Luckin Coffee(瑞幸咖啡)の宇宙をテーマにした店舗
Image credit: TechNode/Coco Gao

中国の飲料チェーン Luckin Coffee(瑞幸咖啡)は5日、アメリカで破産保護を申請した。2019年の財務報告書で3億米ドル以上の売上高を偽って報告したことを認めてから、まだ1年を経過していない。

重要視すべき理由:今回の申請は、アプリを利用した飲料チェーン Luckin Coffee にとって、再評価を得るための新たなステップとなる。同社は、アメリカのスターバックスに対抗し、中国ので破竹の店舗拡大と急な顧客割引で積極的に挑戦していた。

  • アメリカ店頭市場で取引されている Luckin の株価は、5日午後の取引で46.5%下落し6.86米ドルとなった。

詳細:Luckin とその清算人は、5日早朝にニューヨークで連邦破産法第15条(チャプター15)の申立書を提出した。これは、不正行為を認める前の4 ヶ月間で4億6,000万米ドルを調達した5年債の株主や加入者など、アメリカの債権者からの追及を食い止めようとするものだ。

  • 声明では、「サプライヤー、ベンダー、従業員への支払を含め」中国での同社の事業運営を妨げることはないと述べている。
  • Luckin は、同社が登記されているケイマン諸島の清算裁判所での手続きを経て、財政再建の一元化を目指している。

チャプター15 の申請は、国際的な管轄権を含むケイマン法人のリストラという文脈で一般的な手順だ。(共同清算人が TechNode に5日寄せた声明)

  • ケイマン諸島の裁判所に提出された報告書によると、Luckin は11月の時点で中国国内3,898店舗の運営を継続しており、そのうち60%は店舗単位で黒字だという。

背景:10ヶ月前、Luckin は同社の COOと数名の従業員が2019年4月から2020年1月までの売上高22億人民元(357.6億円)以上を改ざんし、コストを膨らませていたと発表した。同社の指導部は、下級都市市場でのフランチャイズパートナーの誘致など、新たな事業展開を進めているにもかかわらず、波乱に満ちているように見える。

  • 中国の規制当局は9月、Luckin と関連会社に対し、同社の販売不正に関連した不正競争行為で900万米ドルの罰金を科した。
  • アメリカの規制当局は7月1日に同社を NASDAQ から上場廃止にし、12月には会計不正行為で1億8,000万米ドルの罰金を科した
  • Luckin の株価は2020年1月、空売りを専門とする Muddy Waters が匿名レポートを共有し、同社が偽装された営業数値を開示しているとツイートで告発したのを前に1株40ドルに近づいた。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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