台湾発AIスタートアップAppier(沛星互動)、東証マザーズに今日上場——初値は公開価格を約27%上回り、時価総額2,000億円突破

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Image credit: Appier

台湾の AI スタートアップ Appier(沛星互動) は、東証マザーズに本日上場した。公開価格は1,600円だったが初値で2030円をつけ、公開価格を26.87%上回った。公開価格で算出した時価総額は1,598億円で既にユニコーンだったが、初値を元にすると時価総額は2,000億円を超えたことになる。同社の日本からの既存投資家には、ジャフコグループ(東証:8595)、ソフトバンクグループ(東証:9984)、LINE などがいる。

Appier は、広告主がより公開的に対象をターゲティングできるよう、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、デスクトップなどウェブにつながる全デバイス横断で、個人ユーザの行動をトラッキングする技術をもとに、多くのプロダクトを提供している。同社エンジニアのうち約70%が AI かビッグデータの領域における博士号又は修士号を保有しており、極めて技術に特化したスタートアップと言えるだろう。

Appier のプログラマティックプラットフォームは、あるタイミングでどのデバイスのどのユーザをターゲットにすればよいかを決定するため、AI テクノロジーによって集められたユーザの行動情報やデバイス所有情報を用いる。同社の2つ目のプロダクト Aixon はマーケティングの洞察を得るため、人工知能を用いて、Appier のデータベースから集めたアプリやウェブサイトのユーザデータを分析する。

Appier は2019年10月、東京拠点の行動データプロバイダ Emotion Intelligence(emin)を買収し、複数チャネルでの消費者エンゲージメント促進を目的として、AI を活用したマーケティングツールをユーザを提供。2018年8月には、Appier のマーケティング自動化プラットフォーム「Aiqua」とブランド統合した、バンガロールに本社を置く Qgraph を買収した

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