この価値観の共有を宗教ではなく、プラットフォームビジネスにしようという発想は、ひょっとすると、高橋氏が出資していた KonMari Media からヒントを得たのかもしれない。近藤麻理恵氏を慕い「Joy Spark」を声高らかに唱えていた主婦たちは「こんまり信者」と呼ばれるが、彼女が成功したのは宗教家としてではなくビジネスパーソンとしてだ。Martha Stewart 氏も然り。
Nesto では、書き物、犬の散歩、楽器演奏、常備菜づくりなど、さまざまなリズムを今後増やしていく計画だ。ただ、ホストが一方的にレシピを作って料理方法を伝授するような体験ではなく、あくまで同じ日常的価値観を共有できる共同体の形を死守するという。分断された世の中で、人々は IT を駆使して心で繋がり続けられるか? これはアフターコロナ時代の新業態の幕開けかもしれない。
Your schoolではスキルのあるインフルエンサーを集め、彼らのスキルコンテンツを販売する動画シリーズをTranSe側で制作します。ユーザーはコンテンツを購入するとオンデマンドに動画を視聴してそのスキルを学べる、という具合です。オンライン学習は多数ありますが、前述のように「誰が作ったコンテンツか」が重要なので、自然と差別化が図れるようになるというのが彼らの主張です。
〈3月20日正午更新〉本稿初出時、写真のキャプションを「醸造所の皆さん」としていましたが、Best Beers Japan のメンバーの誤りでした。訂正してお詫びいたします。 都市部は依然として緊急事態宣言下にあり、飲食業とその関連業種への経済的打撃は大きい。大手ブランドビールと違って中間流通が整備されていないクラフトビール業界に、ビール樽レンタルサービス「レン樽」で乗り込んだ Best Beer…
取引先の醸造所のビールを飲む Best Beer Japan の皆さん。左下が Best Beer Japan CEO の Peter Rothenberg 氏。 Image credit: Best Beer Japan
〈3月20日正午更新〉本稿初出時、写真のキャプションを「醸造所の皆さん」としていましたが、Best Beers Japan のメンバーの誤りでした。訂正してお詫びいたします。
都市部は依然として緊急事態宣言下にあり、飲食業とその関連業種への経済的打撃は大きい。大手ブランドビールと違って中間流通が整備されていないクラフトビール業界に、ビール樽レンタルサービス「レン樽」で乗り込んだ Best Beer Japan(以下、BBJ)への影響も計り知れない。ブランドビールの売上には家飲み需要が貢献するが、クラフトビールの多くは飲食店で消費されるからだ。
クラフトビール専門店と醸造所の両方と間近で付き合ってきた BBJ 創業者兼 CEO Peter Rothenberg 氏は、コロナ禍のクラフトビール業界の状況を次のように語る。