
東京大学協創プラットフォーム開発(東大 IPC)は15日、同社の起業支援プログラム「1st Round」第4期の支援先を発表した。
支援先に採択されたスタートアップは、商用電気自動車をエネルギーストレージ化する充放電器とクラウドを開発する Yanekara、AI を可視化し AI 固有の脆弱性・説明責任リスクから顧客を守る Citadel AI、画像解析を用いた鉄スクラップ自動解析システムを開発する EVERSTEEL、バイオ産業に DX をもたらす簡便微量分析法を開発する LucasLand、獣医業界の DX を進める遠隔ペットケアサービスを展開する ANICLE(予定)。
なお、このうち EVERSTEEL については、SXSW に参加する東大発スタートアップのイニシアティブ「TODAI TO TEXAS(TTT)」に参加しており、今週オンライン開催される SXSW 2021 に TTT 参加スタートアップ6チームの一つとして登壇する模様だ(日本時間3月18日午前10時〜11時、「Startups in Japan: Rising from the Pandemic」内)。
1st Round には、JR 東日本スタートアップ、芙蓉総合リース、三井住友海上、三井不動産、三菱重工業、日本生命、トヨタ自動車、ヤマトホールディングスが企業パートナーに迎えられており、今期から安川電機とピー・シー・エーが加わることが明らかになった(日本生命とトヨタ自動車は 1st Round 第2期から参画)。東大 IPC は主に支援先スタートアップの今後の資金調達や協業先開拓の面で支援を行うとみられる。
東大 IPC では 1st Round を始める前、よりアーリー段階のスタートアップを対象とした事業化資金や経営の支援を行う「起業支援プログラム」を2017年から展開していた。1st Round の第5期の募集は来月からの募集開始が予定されている。1st Round からはこれまでに累計34社のスタートアップが輩出され、先週には建機の自動運転とテレワークを実現する ARAV(第3期出身)、1月に完全自動栽培の HarvestX(第3期出身)がそれぞれ、東大 IPC の AOI ファンドなどから資金調達したのは記憶に新しい。
via PR TIMES
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