医療ICT開発のアルム、越境遠隔医療やコロナ対策のR&Dで56億円を調達——三井物産やSOMPO HDなどから【日経報道】

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医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」
Image credit: Alm

医療スタートアップのアルムが、三井物産(東証:8031)や SOMPO ホールディングス(東証:8630)らから資金調達したと日経が報道した。調達金額は56億円で、シリーズ B シリーズ A のエクステンションラウンドと見られる。このほか、エーザイ(東証:4523)、サイバーダイン(東証:7779)、フィリップス(アムステルダム証取:PHIA)らも出資参加した。アルムにとっては、2018年10月のシリーズ A ラウンドに続くもので、INITIAL によれば、本ラウンド後のアルムの推定バリュエーションは約320億円。フィリップスは前シリーズ A ラウンドに続くフォローオン。

<5日11時更新>

アルムが5日11時に発表したリリースによれば、本ラウンドに参加した投資家は次の通り。

SOMPO ホールディングス、三井物産、エーザイ(東証:4523)、ロイヤル フィリップス、エヌアイデイ(東証:2349)、サイバーダイン、フィナンシャル・エージェンシー、ミクシィ(東証:2121)、キャピタルメディカ、ベクトル(東証:6058)、SBI インベストメント、Bonds Investment Group、みずほキャピタル、Asia Africa Investment and Consulting

アルムは、スキルアップジャパンとして坂野哲平氏により2001年に設立。動画配信プラットフォームを事業売却後、2015年に医療 ICT 事業に参入しアルムに商号変更。以来、世界の複数の国で医療機器プログラムを展開している。プロダクトには、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」、患者リクルートメントソリューション「Enroll」、救急搬送トリアージアプリ「JoinTriage」、地域包括ケアシステム推進ソリューション「Team」、救命・健康アプリ「MySOS」などがある。

今回の資金調達を受けて、日本国内だけでなく海外においても、新型コロナウイルス感染症対策に貢献できるソリューションの研究開発に注力していく予定としている。三井物産とは、同社が東南アジアで運営する医療機関と組み、中核病院と中小医療機関との情報連携をしやすくする。また、日本の病院と医療画像を共有し現地医師の診療を支援するテレメディシン事業も展開する。SOMPO HD とは、アルムの医療データを保険や介護施設利用者の健康増進に活用する仕組み作りを検討する。